【学会】学大国語科学会  協力した学生たちの慰労で飲食しまくり  國分クソ学長のせいで学大は「頭脳流出」状態  学大は多様性喪失

 昨日は学大の学会に行ってきたヨ。朝からジャミラに洗濯物を干すように指示されてしまい、出かけたジャミラが夜まで戻らないことを察しつつ学会に行く前には洗濯物を取り込んでから出たヨ。そもそも家事が大嫌いなジャミラは家に留まっている日は少ないけどネ。お蔭で学大に着いたのは発表間近だった。

 珍しく朝食を摂ったので昼寝も早くしたけど、前日出かけた疲れのせいか脚がツッたためもあって熟睡できなかったヨ。前の日は国分寺の内科で血圧とぜん息の薬をもらってから、いつものように古書店に寄ったら前回とは異なり欲しい本が続出したので時間がかかり、帰りは豪雨に遭ってズブ濡れで戻ったヨ。3冊買って戻り残りの4冊は翌日学会に行く前にゲットしてから学会の近代文学専攻の発表に参加。入室したらあまりの少人数に驚き・ガッカリしたネ、コロナ禍でオンライン中心からナマ参加になったので期待が大きすぎたかナ? 教員としては千田先生とヒッキー先生だけで(もちろん他分野の先生方は研究室などに移動した後)、卒業生はイー君と赤星クンだけで会えると期待したナオさんその他は見当たらなかったネ。

 それにしても大井田先生が不参加だったのは不可解。聞けば授業も1日で全部済ませて他の日は学大にはいないとのこと、せっかく大井田先生の特任教員が3年延長されたのを喜んだのに、非常勤並みの勤務態度には幻滅したネ。ボクは学大に赴任する前に宇都宮大学に10年勤めたけど、新幹線開通したこともあり都心から近いので東京在住で週に1日授業をまとめてしまい、あとは大学に来ない教員が目立ったので腹立たしい思いをしたものだった。そもそも大学教員特有のジコチュウ人間ばかりで《教育》という観点・姿勢が欠落しているのだネ。最低でも週に2・3日は研究室にいて、学生の(相談)相手ができる態勢でいるべきだろう(新幹線で寝過ごして宇都宮の先の那須高原駅まで複数回行ったという爺さん教員がいて笑えたけどサ)。

 学会に話を戻せば、近代分野の発表が藤村だったのに藤村研究者の大井田さんがハナから参加をする意志が無かったようなのも許しがたいネ。発表はともあれ、終了後には会場整備などに協力した学生を慰労する義務がある(?)ことは、各種の学会で運営担当した経験がある大井田さんなら知っているはず。実際に現役生と卒業生5名を連れて長々と呑んで食べた(実に美味だった!)後の支払いとなって、ボクは半分出したけど残りはヒッキー先生のみならずイー君までに多額の負担をかけてしまい申し訳なかったヨ(目下定時制卒業生が抱えている親の遺産相続争いを支えていて、7月中旬に予定されている家庭裁判所での裁定次第では弁護士費用を用意しなければならないので全額は出せなかった。)イー君に負担させた額の半分は余裕ができたら返却するつもりだけど、(飲食はしなかったものの)大井田さんに出してもらってもイイと考えたヨ。

 とにかく大井田さんの非常勤講師並みの姿勢に幻滅しつつ、ここで敢えて苦言を呈しておきたい。まだ学大教員として2年以上(?)延長して勤務するのだからネ。

 学会の案内は主にメールなどで配信されるだけなので、パソコンもスマホも持たない(PCだけは持っているボクから見てもスゴイ姿勢!)山田有策先生にはヒッキー先生が急遽作ってくれた学会案内をプリントして先生宅にお送りしたものの、敢えて強くお誘いすることは控えたヨ。年に2・3回はお互いの亡き師匠のご家族との集まりで山田さんとも飲食するのだけど、最近はバイデンほどではないもののおトシを感じることがあるからネ(5月の師匠の墓参の時は、酔った山田先生を武蔵小金井駅のタクシー乗り場まではお送りしたばかり)。

 

 さて発表は藤村についてだったので、学生時代からの藤村嫌いで「破戒」全部と「夜明け前」をチョッとしか読んでないボクとしては泉春名さんの発表は付き合いで聴いただけで、少ない聴衆の文字どおりの「枯れ木も山のにぎわい」としての存在だったネ。発表後の千田先生のコメント《表題の「自立」に対する言及が欠けていた》という指摘にいたく同感。ただ「ある女の生涯」という作品には女性が座敷牢に鎖されるという内容を聞いていたら、大原富枝「エン(女篇に「宛」のつくり)という女」が想起されたネ。座敷牢内で心身が熟していく女が抱え込む苦悩の表現としては、藤村作品なぞ足許(あしもと)にも及ばないと感じたネ(もちろん発表者には何の責任もないけど)。藤村論に大原作品に言及したものは無いのかと千田先生(若き日は藤村研究者だった)に訊いたら、時代も違うので無いということだった。

 最近読み始めたばかりの安岡章太郎「流離譚」に大原作品の名前が出てきて驚いたことを千田先生に告げたら、安岡作品は「夜明け前」を意識していると教えてくれたのでありがたかったネ。

 

 発表者を含めて学大の院生が極端に減っているのは、文科省の指導に平伏して従いながらカネ集めの以外の能力が無い國分クソ学長の責任が大きいだろう。教職大学院を偏重しているため、文学のみならず専門分野の研究ができないので他大学の大学院に進まざるをえない。慰労会で早稲田の大学院に在籍している卒業生が2人もいたので驚いたけど、イー君がくり返していたとおりで「頭脳流出」を呈している状態だ。ボクが在職していた頃の宇都宮大学では、県内の国語教育のドンと呼ばれた長尾高明さん(テニス友だちだった)の名言を聞かされたものだけど、「セキヤさん、国語教育なンて学問じゃないヨ」を思い出すネ。国語教育の専門家にとっては就職口が開かれているのはけっこうだけれど、文学研究などを志す卒業生にとっては学大は居場所が無くなり、大学から多様性失われてしまっている。情けないネ、クソ学長が一刻も早く退陣するかクタバルのが世のため・大学のためだネ。