【読む・買う】『青銅』を読もう・買おう!  最新51号、発売中!

 東京学芸大学近代文学ゼミ(自主ゼミ)の機関誌である『青銅』は、昨年50集記念号を出すほどの伝統ある研究誌であり、泉鏡花などの論文などが載ることもあって、他大学の研究者からも研究資料として評価されてきました。附属図書館にも毎号寄贈しているので、他大学の教員・学生などからもコピーの請求があるとのことです。

 初期には宇佐美毅さん(中央大学教授)や千田洋幸さん(学芸大教授)たちが学生として活躍した、歴史のある研究誌です。在職中の内田道雄先生やボク(関谷)も毎号寄稿していたこともあり、卒業生にも定期的に購入してくれた少なからぬ読者がいましす。山田有策先生の寄稿もあった記念号は、感謝の意をこめて30名ほどの卒業生にお送りしましたが(送料は関谷負担=エライ!)、途中で在庫が尽きてしまったので落掌できなかった人、ゴメンナサイ! 

 (それ以前は詳細不明ながらも)関谷在職中は前号の売上金を基に発行していましたが、時には大幅な赤字の時もあり涙無くして語れない歴史もあります。その後は大井田義彰先生の努力もあり、研究費でまかなっていたようですが(そんな方法があるなら早く教えてくれ!)、ボンビー大学ではそれもかなわぬ状況になったそうです。

 『青銅』ピンチ!!!

 というわけで、現在の顧問の先生方から卒業生(もちろん在校生)に以下のようなお願いのメッセージが届いています。昨日のヒグラシゼミ後に最新号を購入しましたが(送料無し)、太宰や賢治の論2本ずつをはじめとして全13本の論文が載った、読みでのある充実した研究誌になっています。今号は当然としても、複数号分を予約して振り込んでおけば、お互いに毎年の手間も省けることと思います(郵便局への手数料も省けます)。ボクは毎回複数買い取って、読んでもらいたい研究者に送ろうと思います。

 『青銅』を救おう!!!

 

拝啓

 春分の候、皆様方におかれましては、益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます。平素は近代3ゼミの活動にご愛顧を賜り、衷心より御礼申し上げます。

 

  この度は、近代文学3ゼミ合同の雑誌『青銅』について、お願いがあってご連絡致しました。『青銅』も昨年で50集記念号を迎え今後ますますの発展へと思いを新たにしているところですが、10年以上にもわたる国立大学の交付金の減少に加えデジタル化の動向による紙媒体の印刷費の高騰もあり、教員の教育研究費の支援だけでは毎年の刊行がまかなえなくなりつつある状況です。

 今後の状況次第によっては、青銅の完全デジタル化の以降も検討せざるを得なくなってくるでしょうが、一方で、現役の学部生が年間の活動を通じてその成果を紙媒体の雑誌にまとめあげるニーズはもうしばらくはあるのではないかとも思われます。

 そこで、今年度3月に刊行されます『青銅』51号より、3ゼミの卒業生の皆様にご支援頂けないかというご相談です。もちろん、せっかくご支援頂きますので、雑誌の贈呈は勿論のこと、卒業生の近況欄やエッセイ、論文等の寄稿も含め、卒業生の皆様にもたのしんで頂ける内容を準備してゆきたいと考えております。

 ご支援頂ける方は、お手数ですが、以下の講座にお振り込み頂き、下記アドレスに送付先の情報等をお伝え頂ければと存じます。単価は1冊1000円(別途、送料200円)になります。

  振り込み講座:10050-73271101 ヒキタ マサアキ(ゆうちょ銀行)

  メールアドレス:hikita★u-gakugei.ac.jp(★を@に置き換えてください)

  

  振り込み頂いた場合、お手数ですが、以下のフォームに必要事項をご入力頂くか、上記アドレスまでご連絡ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeB9YIvLhwcXbG7MYU1cIgjd6AgU7SmIWqzkfLvE1bB1w6cLQ/viewform

 

 

 今後、ご支援頂く皆様には、特設HPによる『青銅』1-50集のデジタル化公開等も検討してゆきたいと考えております。大変心苦しいお願いですが、何卒後輩たちの研究活動をご支援頂ければ幸いです。

                                         敬具

                                        現、3ゼミ顧問(大井田義彰=大正、疋田雅昭=昭和、伊藤かおり=明治)