2012-06-27から1日間の記事一覧

太宰治「彼は昔の彼ならず」は面白い!  次回は乱歩「赤い部屋」

意欲的なケイちゃんと太宰ファンのマンジュのレポだけあって、考え抜かれたレジュメだったので充実した議論ができた。 多様な読みが可能なテクストのあり方が、そのまま現れた議論になったのは昭和ゼミの実力か。 この際チェホフも読もうとメーリスに記した…

次週も「彼岸過迄」

「彼岸過迄」の第一回。 センちゃんが卒論提出の際の過ちをチョッと繰り返してしまった。 レジュメはできる限り早く参加者に配布するのがレポの務め。 1週間前に配布せよ、というやり方を通した先生もいた(いる)そうだが羨ましい方法。 少々遅れたけれど…

次回は平塚らいてう「元始女性は太陽であった」

大杉栄「生の拡充」をキッド君がキチンと解説してくれました。 分かりやすいようで分かりにくい所がある論だということが、ワタル君やズーシーちゃんのからの質疑で判明したのは手柄か。 一番興味深かったのは、李さんが「日本ではアナーキズムも社会主義か…

作家論的作品論か、テクスト論か?  高等理論のパッチワーク的論文  次回は「セメント樽の中の手紙」

以前にも作家論的な読みを提出した発表者があって議論になった(批判を浴びた)が、今回の藤村の私小説「突貫」でもレポの一人がその類のレジュメを出した。 前にも記したと思うが、基本的には正しい・間違っているという問題ではなく流行りの差異であって、…