2012-07-11から1日間の記事一覧

岡本かの子「混沌未分」  マッチン頑張れ!

恒例の感想を述べた中で、前ゼミ長のサットマンが言った言葉が、今回のレジュメの素晴らしさを明かしている。 この作品は昨年夏のヒグラシゼミでも発表を聴いたのだが、その際にサットマンが思ったのは「何も伝わってこないし、何も残らない」レジュメだった…

三島「海と夕焼け」は面白い   次回は中島敦「名人伝」

とても好い味わいの作品なのだが、その好さを解き明かしてくれている先行文献が無い。 小埜裕二さんの論があるが、キリスト教か仏教かというツマラナイ問題に囚われている。 そういう中で、レポが何とか自分の読みを作ろうとして結果を出してきたのは感心! …

荷風は面白い!

問題の「花火」で荷風(文学)の学習。 やはり自己韜晦や自虐という面と、公開しないという前提の「断腸亭日乗」で開陳している現実批判の強さという面を前提にしないと、荷風文学の奥行きが見えてこないと思う。 次回は青野季吉「自然生長と目的意識」。

次週から「明暗」

「彼岸過迄」も3回目なのであまり議論が進まないと思っていたが、レポ二人が話題を提供しうるレジュメを用意したので充実した討論ができた。 学生がスゴイのか、漱石(テクスト)がスゴイのか?

法律の言葉と文学の言葉(その2)

前に「法律の言葉と文学の言葉」という題で始めたものの、中途で止めたままなのが気に掛かっている。 暴風雨で中央線が止まったので記し始めたものの、午前1時半頃だったか開通したので止めたしだい。 気掛かりではあったものの、それ以上に気掛かりなこと…