第1回ヒグラシゼミ  次の在室予定日

第1回は三島由紀夫「女神」
何と11名(院生4)が参加して盛り上がりました!
全員が4時間を超えても頑張るほどのスゴサにはビックリ。
レポのタテバヤシのおかげか? じゃないよな。
皆が充電期間中にムダにしなかった(電気の有効利用)せいだろう。
院1年生の二人が良く読んでいて感心。
三島が飯ネタのために書いた通俗小説のせいか、言葉の上では読みやすいながら読解の上では読みにくさを感じるテクストという印象でした。
自己ちゅうで脚に障害を持ち、それでいながら、或いはそれを意識的に利用しながら美女に持ててしまうという設定は、翌年の「金閣寺」の柏木に繋がっていく人物像と言える。
参加者が賛否両論に分かれた作品でしたが、三島はこんなもんじゃない、とは両者に言っておきたいと強調しました。
三島は何と言っても戯曲でしょうが、小説でも「金閣寺」をはじめとする幾つかは素晴らしい(飯ネタで書いたと思われるもの等、ヒドイのも多い)ので、この際に読むことをお勧めします。

次回は9月16日、院生のアイちゃんの発表ということだけは決まっている。
もちろん、それ以前にやるヒトがいればイチロー君まで。

今週はあとは明後日9月1日を予定しています。4日の日曜は何かの試験監督で来ますが、3時過ぎなら空く予定(天馬クン<愛称>の予約あり)。
その次の週は7日(水)の午前中に会議で来ますが、夜7時から三鷹で太宰話をするために資料作りがあるので、あまり時間は割けません。