メイちゃん頑張る! レポートのこと

関谷の都合(?)で龍之介の「六の宮の姫君」を取り上げた。
メイちゃんが汚名を雪ぐ(そそぐ)姿勢でレポを買って出て、モエミちゃんと二人で議論の下地を作った。
メイレジュメの「平安の雅び」を不用意に前提にしたので叩かれたが、これはあくまでも姫の意識の中の「雅び」であって、既に失われているからこそメイちゃんの言う「哀惜」の念が生じる。
メイ発表で気になったのは、作家・龍之介に言及したがること。
テクスト自体を、その言葉だけで論じようとする姿勢を強くしてもらいたい。
何十年も前の論じ方に戻らないように!
授業をキチンと聞いてなかったのかな?
でも今日頑張ったのは誰も認めるだろう、モエミチャンも。
姫の「自己完結」といい、姫が「自己を開けない人」だという捉え方は、まるでイチロー君の読み方を聞いているようでビックリ!
イチロー君の読み方は授業で言ったけど、ここには書かない。
今、書いている安吾論に書く予定なので。
レポートは三島・賢治・谷崎・(龍之介)の中から2人選び、それぞれの作家の作品から1つずつ選んで5枚以上書くこと。
もちろんテキストに入っている作品から選ぶこと(授業で取り上げなかった作品でも可。)
卒業予定者は14日まで、その他は22日まで研究室、留守なら助手に預ける。
地方に帰郷するヒトは郵送も可、住所は来たら教える。