しけん、その2

その1が大方の予想に反して(?)自分の読みを記す問題ではなかったので、その2は読みを書かせるだろうという予想を聞いた。
ご期待に応えて1題は各自の読みを書いてもらった。
自説が出しやすい「藪の中」を敢えて選んだ。
石島さんが1年生とも思えないリッパな読み方を発表してくれた衝撃も忘れない。
そう言えば、宇都宮大大学院一期生の津久井クンが指導した栃木県立高校の生徒達が、2年前(?)の「読書甲子園」で優勝したのも「藪の中」だったし。
ボクの演習や院授業、そして顧問である昭和ゼミは生ダラ(生でダラダラ)なので、院やゼミは2〜3時間続けている。
試験もナマダラを理想にしているけれど、今年は少人数ながら4時限のコマながら、5時限が終わるころに答案を提出した学生が最後。
その2の合計点だけでも100点を超えそうだけど、その1(30点満点?)も入れると100点以上のヒトが沢山出そう。
それでも90点以上はA成績をつけるけど、心配なのはそれでも合格点を取れない「困ったさん」。
去年この授業を落としたという2年生が再履修したものの、2回ともインフルエンザ欠席ということなので11日に再試験をしてあげたけど、答案を見る限りあまり芳しくないのは授業で見かけた印象が薄かった結果かな?
いつも強調するように、ボクの授業は相手が大学生だというレベルを保っている、つまりは学生をバカにしないということ。(ユル〜イ授業をしている教員も少なくない、と聞いているけど。)
内容が文学だから難しくなるのは已むをえないけれど、分かりやすい日本語で話しているつもりなので、毎回授業に出て理解しようとしていれば答案を書けないはずがない、と思っている。
だから厳密に落とす所存でいるつもりなので、意欲の無い学生はもう一つの「日本文学史Ⅱ」を受講すればいい(そのためにも同じ授業を2つ出している)。
昔は指示に従って2つとも(履修は無理でも)聴いて勉強していた学生が少なくなかった印象だが、今どきの学生はそれだけのヤル気が感じられない(最近の口癖みたいだけど「辞め時かな」)。
今日・12日も「その1」を欠席した学生が、(部活後が良いと言うので)午後8時からの再試験に来るはずなのだけれど、まだ来なくて・・・
10時過ぎて外からも入れなくなったから、もう来ないナと思って外を覗いたらいたいた。
というわけで横で答案用紙に青春をぶつけています。