石田徹也展をオススメ(特に栃木県の皆さんへ)  竹内栖鳳展

明日朝9時からの番組のオススメなのに、今頃気がつくのだからダメなんだよネ。
けっこう忙しいせいでもあるのだけれどネ。
Eテレ日曜美術館という番組の特集で、ボクの注目している画家を取り上げるんだネ。
だいぶ前に若くして自殺(?)した画家なんだけど、いかにも長生きできないような絵なんだネ。
絵はリアルタッチだけど、描かれている世界はシュールなんだネ、これが。
つぶやきシローは栃木のどこ出身なんだか知らないけれど、石田徹也展は足利市立美術館で10月27日までやっているから、テレビで観て気に入ったらぜひ実物を観てもらいたいネ。
今日の「美の巨人」(テレビ東京、午後10時〜)では栖鳳をやっていたけれど、実は昨日東京国立近代美術館(竹橋)で観てきたばっかりでネ、忙しいのに。
テレビでは代表作の「斑猫」(通称「班猫」)を取り上げていたけれど、他にも観る価値がある絵がたくさんあったので充実した5時間近くでした(常設展も観たので)。
「班猫」のクリアファイルをタカチュー夫妻のお土産に購入したんだネ、いつももらってばかりだからネ。
ちょうど立教で小林秀雄「近代絵画」をテキストにドガの章から始めたところだったので、デッサンという観点が頭を離れなかったネ。
栖鳳はまたデッサンが上手くてネ、それでも「班猫」のようにあり得ないポーズに崩して描くところがセザンヌ等を想起させて面白いんだネ。
「班猫」は輪郭が部分的には残されているのが、また興味深くて考えさせられたネ。
ドガを論じるとしたら<線>と<色>とのアンビヴァレンスを核にするだろうけど、栖鳳の絵は西洋画と東洋画とのアンビヴァレンスだと何度も思ったネ、<動>と<静>とのアンビヴァレンスでもあるのだろうけど。
これだけでも観る価値がある常設展(込みで1300円)ついては、記している時間が無いので・・・栖鳳展は10月14日までだヨ。