訂正、あるいは内証だヨ  教員憎けりゃ、学生憎し?  パワハラ・アカハラ・セクスハラ  木邨雅史

先日、早トチリして決定してないことを決まったことのように記してしまい、ご本人が心配していたので伏字にしたんだネ。
誰だか分かった人は、まだ内証にしておいて下さい。
大学に教員にはケツの穴の小さいゲスもいないわけではないので、教員憎ければ学生憎しで、伏字にした人に不利益なことをしないとも限らないからネ。
例えばイチローには心強い味方もいれば敵もいたのだけれど(何もしなければ敵はできないけれど、悪に加担することになりがち)、昔イチロー連合大学院論文博士の出し方に疑問を呈した(既に実績のあった近藤裕子さんまで課程博士だよ)のを恨み、イチローの指導していた留学生の博士号授与にケチを付けた渡辺健治というのがいたことは、その当時のブログに記したとおり。
根本には留学生に日本文学が分かるはずがないという偏見を持った教員に訴えたという面もあるのかもしれないけれど、一度称号授与を否定された留学生が自殺したら大変だという心配で、こちらも眠れない夜があったのを思い出す。
留学生離れした切れ味のイイ論文が書ける人で、多忙な身にもかかわらず『学芸国語国文学』の記念号にも論文を寄せてくれた。
当時のことを想起するとまた義憤に燃えてきてキリがないが、同じ大学で教員同士の対立が相手の学生に不利益を与えるという話はどこでもありがちで、日本文学研究院生が所属できる講座を複数持ったチョー有名私立大学は最悪の例かも。
前にも記したので簡略にするが、アカハラパワハラ・セクスハラの何でもありの泥試合の様相で、「あそこの学生には絶対に博士号を取らせない」と公言するハラスメント教員までいたので、東大の修士課程に入り直して博士号を取得した院生までいたとか。
学問的な次元で競うのはけっこうなことながら、セクハラまで競うようにもなり(当人たちはそこまで意識したわけではあるまいが)結果として片方がクビになったものの、残っている方が罪深いという話もある。
このハラハラ教員は女子院生に電話をかけまくり、手下の助手を使って4人パーティを仕組んだものの、もう一人の女子院生が断ったらその院生への加虐性を増しつつ、目当ての院生には送り狼となって部屋に上がり込み目的を果たしてしまったというのだから罪深い。
事後手当が抜かりなかったせいで身分はそのままで済んでいるそうだが、代々清廉な教員が栄誉を築いてきたハイレベルの大学なのに、名誉を棄損する教員がいることで他の教員の努力が水の泡になり兼ねない。
処分を免れ今も放置されたままだそうだが、犯罪性からすれば学大のクレイ爺の上を行ってはいる。
さりとて停職3ケ月処分を食らったクレイ爺の、種々のハラスメントが許されるはずもない。
学大では内部告発で大学の名誉は辛うじて保たれて形だが(当時の無能な村松執行部のスルー政策は不名誉なものの)、某大学のハラハラ教員は免れてヌクヌクと成果をむさぼっているとか。
昨年亡くなった畏友・木邨雅史が、東大闘争のさ中のクラス新聞で《東大の腐敗は、東大の教員の腐敗以外のものではない。》と断言して見せてくれた洞察は、今日でも生きていると言わざるをえない。
(先ほど木邨とも仲良かった学生時代の仲間のマー坊と、電話で一緒に釣りに行く話をしたばかりなので、いっそう木邨が懐かしく、その突出した才が惜しまれる。)