新番組(Ⅱ)  歴史  美術  放送大学  中野信子

今も昼時の再放送(藤堂高虎)を見ているのだけれど、新番組とはいえないながらもMCと放送時間が1時間早くなった(時間も長くなった?)NHKEテレの「知恵泉」は前からのおススメ番組。
自分が歴爺(?)のせいか、歴史番組は特に面白く見てる。
知恵泉というのは奇異な題だけれど、島原の乱を制圧した泉の守から取ったもので無理があるけど、内容はいつも無理なく興味深い。
BSでは本当に新しくできた歴史番組がある。
「にっぽん歴史鑑定」(BS-TBS 月夜10時)というもので内容はイイけれどMCはミスキャストの印象だけれど、「THE歴史列伝」(BSTBS 同前)の六平直政ほど嫌味は無い。
六平は無知なくせに押しが強すぎて鼻につくのが不愉快、知ったかぶりしたがる高橋英樹も歓迎できないけれど、最近は子供相手の歴史番組に自己限定しているようで何より。
ドラマはほとんど見ないものの、最近はBSジャパンの「広開土太王」(平日の毎日、午後1時)というのを時々覗いている(たった今も)。
展開が遅すぎるのはウンザリだけど、ドラマってそんなものなのかな?
高句麗の立場で朝鮮史を見る興味もあるけれど、たくさんの美女が出演する中で、高句麗側の異民族(碑麗族ではない)の王の妹らしい女性戦士の顔が好みのせいでもある。
宝塚の男装姿は厚化粧で大嫌いだけれど、女性戦士は化粧が薄いのも好感が持てる。
同一時間に放送大学の「美学・芸術学」が重なっているけれど、青山昌文の日本語・授業の展開が下手過ぎて聴いていられない。
放送大学は心理学や社会学の主任講師の授業がまた、大昔の大学の講義同然の一方通行型のツマラナさで聴いていられない。
(フランス語入門の日本人女性の発音も、以前指摘したとおり不愉快すぎて聞いていられないけど。)
その点では授業名人の高橋和夫さんの新しい番組、「世界の中の日本〜グローバル化と北欧の視点」(月曜夜7時)は中身も充実しているしとっても面白い(何せ北欧の視点だから新しい!)。

何度も記したと思うけど、「英雄たちの選択」という番組でトリコになった中野信子さんも一番の好みなんだけれど、最近は他の番組にも露出し過ぎているのが心配。
大好きな蟹でも毎日食べていれば飽きがくるのと同じで、たま〜に見るからアバタもエクボなのに出過ぎるとアバタが目に付くのでザンネンだ。
お年もオトシなので「英雄たちの選択」のカメラワークが限度に近いのに、他の番組だと弱い部分も隠さず映されてしまうので出過ぎないように願うのだけれど。
発言はおおよそ新鮮で面白いけれど、これも露出が多くなると新鮮味が無くなるので心配。
林修さんも同様で、そのうち飽きられてしまうだろ。

美術では昔BSでやっていたと記憶する「額縁を超えて」とかいう15分ものの再放送を、地デジ(Eテレ 夜11時半)で見られるようになったのは大歓迎。
絵画の中に入ったという視点から、様々な解説をしているところがミソ。
2人の登場人物が劇団臭さを抑えきれてない点も、逆に好もしいと受け止めている。
実はほとんど録画済みなので、新しい対象を開拓してもらいたいものだ。