原発メルトダウン

昨日(13日)は夕方からひたすら眠ってばかりいて、ブログ更新ができなかった。
7時〜10時半まで眠っているうちに、聴こうと思っていたクラシック音楽館のスクロバチェフスキー指揮のグルックナー交響曲8番を逃してしまった。
他の名演奏で録音・録画してある曲だからイイけどネ。
92歳になので演奏が終わり観客に挨拶する姿はふらついていたけれど、指揮をする時は元気なんだろうナ、きっと。
同時刻の9時からNHKスペシャルで、「原発メルトダウン・危機の88時間」をやっていたとのこと。
原発デモにも参加経験のある仲間から、以下のようなメールをもらって再放送を待つことにしました。
それにしても怖い国だ! 安倍晋三内閣は国民の命のことなど全く考えてないネ。


先ほどまでNHKスペシャル原発メルトダウン」を見てました。
人生で驚愕の事実を知るという経験はそうは無いと思いますが、
今日の衝撃は結構なものでした。

結論から言いますと、
東日本が放射能で壊滅的被害から逃れることができたのは、
奇跡、偶然、神風のお陰だった。
更には、なぜこのような奇跡が生じたのか、
その理由はいまだ明らかになっていません。

福島第一原発は1〜4号機があり、
1〜3までが震災時稼働していました。
まず1号機の核燃料がメルトダウンし、建屋が水素爆発。
原子炉を囲っている格納容器の圧力が上昇し、
圧力を低下させるために圧力解放(ベント解放)をする。
格納容器の爆発は何とか食い止める。

なお、格納容器の爆発は、
チェルノブイリ原発爆発と同じレベルです。

次に3号機の核燃料がメルトダウンし、建屋が水素爆発。
原子炉を囲っている格納容器の圧力が上昇し、
1号機同様に圧力を低下させるために圧力解放(ベント解放)をする。

現場が混乱しているうちに、
2号機がメルトダウン
1、3号機同様に原子炉を囲っている圧力容器内の圧力が上昇。
3号機の建屋が爆発した影響で2号機内の各施設が損傷し、
思うような制御ができなくなってしまう。

このようなときに、東京にいる官邸と原子力安全委員会から横やり指示が入り、
さらに現場が混乱する。
結果、東京の間違った指示で2号機制御に入る。
(このとき、現場判断が退かれる。)

制御失敗。もう駄目だと、現場の誰もが日本国の死を覚悟したとき、
なぜか2号機の格納容器圧力は爆発するレベルまで達することは無かった。
何らかの偶然で格納容器から圧力が漏れて解放されていた。
高レベル放射性物質を伴って・・・・。
結果、爆発しなかった。

いま、我々が東京でこれまで通りの生活ができているのは、ただの偶然です。
神風級の奇跡です。
移住するか、あるいは、
高濃度被ばくをしていたか、二者択一だった可能性があったわけです。

にもかかわらず、原発再稼働を急ぐ安倍政権・財界・官僚(アメリカの傀儡)は、
狂人としか思えません。

(ボクの返信の後半)
再放送があるだろうから見る機会はあるだろう。
詳しく知るとトンデモナイ状況だったのだと恐れ入る。
政府を始め、咽喉元過ぎると忘れたがるのが日本人、というよりおおかたの人間のダメなところ。
ダメなことを常に自覚して自己チェックしていないと、凶事をくり返すことになる。
チェルノブイリの凶事が教示したものを、被爆国の日本人が生かせなかったのだから、日本人(人間)って基本ダメだよネ。