俵万智の「孟母三遷」  沖縄に住むなら住民票を移そう  北関東の放射線汚染  前橋の土地も?  金子光晴「おっとせい」

先般ドリアン助川が取り上げられたと記した朝日の「逆風満帆」で、俵万智を連載していた。
ほとんど興味ない人なんだけど、3回目の「下」(3月26日)は興味深かった。
シングルマザーになって子供を仙台に置いたまま東京で仕事をしていた時に、あの震災が起きたとのこと。
アメリカから来たイトコの情報で、日本で流れている状況は危険な実態を伝えてない(そう言えば「美味しんぼ」という漫画で歯ぐきから出血したと正直に描いたら批判されたという記事を読んだナ)ことを知り、俵はすぐにアブナイ東日本を離れて友人のいる沖縄に避難したのだそうだ。
ネットではだいぶ非難されたとのことだけれど(金子光晴の傑作詩で嫌悪されている「おっとせい」ばりの下衆ばかりだからナ)、子供を守るのに必死だったようだ。
間もなく島のマンションを買って1ケ月ほどしたら、退行したままだった子供が立ち直ったそうで、子供に与えたかったものだった「豊かな自然」と「温かな人間関係」の2つの理想が実現されたと喜んだそうだ。
孟母三遷」とかいったと思うけど、教育熱心だった孟子の母親は理想的環境を求めて子供のために引っ越しを重ねた、という故事を思わせてオモシロかった。
俵その人もそれをきっかけに、政治的な短歌も詠むようになったそうだけれど、それはどうでもイイ。
気になるのは住民票を移しているかどうかということで、沖縄に住んだり別荘を建てたりする人はいても、住民票を移さないので税金が沖縄を潤すことが無いので迷惑だということ。
演出家の宮本亜門や漫才の紳助が思い当たるけど、住民票を移しているという情報は伝わってないナ。

俵万智原発事故避難問題に戻ると、フクシマだけではなく北関東にも放射線の被害が広がっているというのに、安倍政権は原発の再開を急ぐのだから集団的自衛権問題ともども国民殺しと言わざるをえない。
ボクの実家がある前橋の土地も「汚染」されているのかどうか定かではないけど、いずれにしても都市の放射現象でなまじ旧市街にある土地なので売れそうにないのがストレスの元。
実は親父が亡くなって間もなく、親父の商売仲間の進藤栄吉(仮名)という人が買ってくれることになったので契約を取り交わしに前橋に行った当日、進藤さんが銀行で代金を下ろして用意してくれたのに隣家の深代民江(仮名)という人からクレームがついたので、契約を延期して手ぶらで帰京したことがあった。
自家の土地と隣家の境界をハッキリさせてから売買してもらわないと、進藤さんの土地になってからはコワイ人なので不安だというクレームだった。
仲介した「群馬土地」という県では大手の不動産屋の斎藤(仮名)という担当者の助言もあり、「立つ鳥跡を濁さず」の精神で進藤さんには待ってもらい境界の明確化を先にした次第。
それ以来、斎藤氏とボクに対するジャミラの最大級の非難が続いているのだナ。
ところが境界を書類上で明確にしたところ、今度は進藤さんが裏切って買わないと言い出し斎藤氏の説得を聞こうとしない。
怖がられながらもそれなりの成功を収めた人ではあるものの、「晩節を汚す」ことになったということだろう。
そもそも深代家の親の世代が姉妹で土地の所有権をめぐって骨肉の争いをしていた土地で、地上げ屋まで絡んできて大事な両親に最悪レベルの迷惑をかけられたのを忍んで(必要も無いのに)購入してやった気持を誰も汲むことなく、勝手な振る舞いばかりをするところが「おっとせい」達なのだから当方は泣き寝入りばかり。
こちらもついついそれぞれの事情を理解した上で言動してしまうものだから、ジャミラの(当時の)怒りと(その後の)ストレスがこちらに当てられるので堪らないわけだ。
とはいえ深代家がボクの土地を買いたくても買えない事情は悲惨すぎてジャミラには言えないので、沈黙せざるをえないボクのストレスは溜まるばかり。

このところ締め切りを意識している仕事をしているので、ブログの更新が思うに任せない。
久しぶりに書き始めたら意外な方向に進んでストレスの発散に奔った感じ、チョッと明朗会計すぎたかな?