籠池泰典の証人喚問決定  安倍昭恵のバカさ加減  安倍晋三・昭恵夫妻も喚問すべし!  稲田朋美と籠池泰典のウソ合戦  小藪千豊は不注意?

遅ればせながら(いつものことだけど)「朝日新聞」2月23日の論壇時評(小熊英二)を読んでいたら、面白い論の紹介があって安倍晋三夫妻と籠池夫妻のツルミ具合が見えてきた。
稲田朋美も顔負けのウソつきらしい籠池が、安倍夫妻から寄付金をもらったと公言したお蔭で証人喚問されることになったとのこと。
籠池の学校の名誉校長を1年以上務めていた安倍昭恵のバカさ加減というか・ウカツさ加減というか、これだけ騒がれている中でニヤニヤしながらテレビで責任逃れの発言しているのだから、要するにバカでウカツなんだろう。
朝日が紹介している論は石井妙子安倍昭恵『家庭内野党』の真実」(文藝春秋3月号)で、《夫人は神社を巡り、スピリチュアル界の有名人に影響を受け、「日本を神聖視する、危うさを含んだ、少し幼い思考」を持つという。
一方、安倍晋三の方も《毎晩、寝る前に祝詞(のりと)のようなものを唱えて》いて、夫妻は《「信仰」でつながっている》ので、夫妻の違いより共通の価値観に注目すべきだと石井氏が説いているそうだ。
安倍晋三祝詞のようなものを唱えるというのはオゾマシイ限りで、よっぽど戦前の日本に戻りたいのだろう。
とすると安倍晋三夫妻と、幼稚園児に教育勅語を暗誦させている籠池夫妻との「共通」するところが前景化してくるので、両夫妻が密通しているのは明らかだ。
それが思想的な段階に止まるのか、金銭授受まであったのかは不明なままだけれど。
もちろん安倍側が100万を寄付していなければシロ(潔白)だ、ということには全然ならないことを忘れてはなるまい。
籠池幼稚園の安倍に対する異常な称賛の仕方には、そして籠池に対する国側の優先の仕方には否定できない関連があるからだ。
安倍・籠池両者の固いキズナはキチンと追及されるべきだろう。

それにしても両夫妻それぞれの思想的な結託の仕方の強烈さには圧倒される。
籠池夫妻は安倍晋三夫妻のように「スピリチュアル」なものでつながっているのか、あるいは単に夫唱婦随なのか(逆に婦唱夫随なのか?)は不明ながら籠池夫人(と子供達)の露出の仕方の激しさは暴力団並みで恐ろしい。
幼稚園児を相手に海軍方式の教育を強行するアナクロニズム(時代錯誤)ぶりには、呆れてばかりいられずにハラが立って仕方ない。
現状認識が不十分なタレントを集めてニュースを批評させるというのは考えものだとふだんから心配しているけれど、お笑いの小藪千豊が「籠池幼稚園で教育勅語を暗誦させて何が悪い!」と息巻いていたけれど、安倍昭恵並みのウカツさで危険極まりない。
教育勅語の前半の「親を大事に」とかの当たり前の部分だけを取り上げて、後半に出てくる天皇制下の文言を知らずに籠池を擁護するのはアホそのものだ、ということに気付いてもらいたいものだ(頭は良さそうに見えるし)。