中学生の自殺事件(その2)  興味本位だけのマスコミ報道

週に1コマだけとはいえ法政大の大学院の授業の準備も抱えながら、『宇大論究』に書かせてもらった漱石論から派生した問題を検討中でもあるので、それほど余裕があるわけでもないのに敢えてこの自殺問題について意見と要望を記させてもらったら、嬉しい反響があった。
そもそもゼミや釣りなどの部活の情報を流すのが主意のブログながら、仲間の皆さんを励ますメッセージもできるだけ記しているつもり。
今回の件でも、問題のある生徒やその親(いわゆるモンペ=モンスター・ペアレント)の《イジメ》に遭って、教員を辞めていった仲間も少なくない(ということは全体ではものすごい数に上るはず)。
辞めずに頑張り続けている仲間も少なくないけれど、計り知れないストレスに耐えているのは伝わってくる。
にもかかわらず、事件が起きると一方的に教員の側に全責任があるかのように取り上げられるのは耐え難く、見逃せないのでメディアと世間の反省を促したつもり。
わざわざ書いた甲斐があって手応えを得たので、匿名で紹介させてもらう。
これを読んでまた勇気づけられる仲間もいることだろう。



「こんばんは。先生のブログ、いつも最高ですが、今日は特に心にしみました。教師はいつも悪者なのです。悪い人もいますけど。以前、同僚がマスコミに散々叩かれ、恐ろしかったです。私は正しいことをしていきます。見守って下さい。」


確かにセクハラやパワハラをする「悪い人」もいるのは否定できないながら、悪い人でもないのに「悪者」にされてしまう教員も少なくないのが実情。
その実情も知らないくせにマスコミが不用意に教員を非難するから困るのだ。
マスコミは興味本位だから、人を傷つけて平然としているのだから許せない。
生徒の側にも十分取材してから公平に記事にしてもらいたいものだヨ、まったく!