サイモン・ラトル  マーラー

このところ実家の土地の件で少々忙しかったので、久しぶりにブログを記していたら、「プレミアムシアター」でベルリンフィルの常任指揮者を20年務めたラトルが辞任するにあたっての特番が始まった。
楽員のインタビューが面白いので画面から目を離しがたいので、ブログに集中できないながら続けよう。
ラトルはバーミンガム市響の指揮者だった頃から目立っていたので知っていたけれど、ベルリンフィルの指揮者候補に名前が上がった時にはラトルで決まりだろうと思ったものだ。
彼の指揮で一番印象に残ってるのはマーラー交響曲第4番の出だし、それまで聴いたことのないリズムというか演奏だった。
ビデオに録画してあったのをDVDにダビングしたら聴けなくなってしまって残念至極!
この曲は極め付けだと思っていたホーレンシュタインの演奏のレコードで聴きなれていたので、それとは異なりながらも強く訴えてくるラトルの演奏にはビックリした。
アバドマーラーを振り始めた頃にこの曲を聴いたら全然イイと思えなかったので、最大級の尊敬の念を捧げる吉田秀和アバドの演奏を評価するのが理解できなかった。
今日は最終演奏曲としてマーラーの第6番(通称「悲劇的」)を放映するというので録画するために、ハードディスクから消去してもイイ曲を探していたら、何種類もの演奏で録音・録画してあるベートーベンの「合唱付き」があり、ラトルとベルリンの演奏だった。
ラトルを消してラトルを録画するなら理にかなっていると思い、いちおう聴き始めたら素晴らしい演奏で消し難い。
仕方ないのでパーボ・ヤルヴィ指揮N響マーラーの第6番を消すことにした。
同じ曲を異なる演奏で録画し直すとすれば、これも理にかなっているだろう。
ヤルヴィも素晴らしい指揮者だけど、マーラーならラトルでありN響よりベルリンフィルだろう。