2日の上野忍岡高校定時制の同窓会は、毎年6月の第一日曜に開かれる。会場の呑み屋が鶯谷なので、毎回上野の美術館に寄ってから参加している。今年は都美術館のクリムト展に寄ったのだけど、内容から言えば大好きなエゴン・シーレも一緒に展示されている国立新美術館の方がおススメだネ。ボクは地の利で都美の方に行っただけだから。
とはいえクリムトを観たことない人にはぜひ行ってもらいたいネ。両方ともウイーンで観て来たけど、その際には観られなかった「ベートーベン・フリーズ」が今回再現されているのが売りだネ。「一見にしかず」で美術は観ないと分からないからネ。
それはギュスターブ・モロー展にも当てはまる。4日は拙著を出してくれることになった鼎書房の加曾利社長と会ったのだけど、その前に新橋のパナソニック汐留美術館に寄ってから行った。これも大好きなルオーをたくさん所蔵しているので何度も行っている美術館ながら、今回はルオーやマチスが通った美術学校の先生だったモロー展。これもパリのモロー美術館で観ているのだけれど、BS日テレの「ぶらぶら美術館」で代表作「出現」ができるまでのサロメ・シリーズが並べられているので、とても貴重な体験。パリの美術館は狭いので、こんな展示はできないからチャンスだヨ。
拙著の相談が終って帰ろうと思ったら、旧知の加曾利さんが呑み屋が開く4時半まで待とうと言うので嬉しい驚き。四谷のしんみち通りと言ったかな、そこの「越後路」とかいう呑み屋でご馳走になったのだけど、まさかのホヤやマゴチの刺身(他にも3種)が出てくるとはネ! 釣り部でもないのに珍しい刺身を食すことができるとは、さすがに加曾利さんは素晴らしい呑み屋をご存じで。というより4時半になって行ったらまだ準備中という札が下がっていたのに、加曾利さんは強引に入って行くのでビックリ。ところが女将が出てきて嬉しそうに「いらっしゃい!」と言うのだから、この店は加曾利さんの若い頃から通っているらしい。とにかくおススメの店です。
ウド・水ナスなどの山菜も出てきたので、お蔭で自ら禁じているプリン体の生ビールを3杯もいただいてしまった。それにしてもナマは美味い!(下ネタじゃないヨ)