柳家喬太郎はスゴイ  東出昌大はバカな優等生?  「落語ディーパー」    ヨネスケ、消えるべし

 Eテレの不定期(?)番組「落語ディーパー」について以前にも書いた記憶がある。ブログには記さなかったけど、先日は「牡丹灯籠」を取り上げていたので、修論圓朝を取り上げた女子ハチ(山田研究室)にメールして再放送を見るよう勧めておいた。その再放送をきょう偶然後半だけ見たけど、ハチに送った感想を確認することに終った。

 喬太郎の落語はウマイし言うことがキレキレで頭がイイ、「ここまでは幽霊の怖さ、ここからは人間の怖さ」なンて理解は文学論、スゴイね。それに比べるまでもなくMCの東出は表面的な理解に止まっていて、話が深まると質問にも答えられずに黙っているほかなかったネ。一見優等生なんだけど態度だけでけっこう頭は悪そうだ。落語に関心を持っていろいろ聴いているのは伝わるけれど、他人の評価を口マネしているだけで根底では理解できてないネ。専門家としてのMC役である春風亭一ノ輔のレベルが高いのに、東出が低いのでバランスが悪いナ。

 それにしても喬太郎の「牡丹灯籠」は上手かったネ、ほんの一部だけだったけど(同時に紹介されていた歌丸も意外に良かったナ)。この2人に比べると「英雄たちの選択」でも放映されていた怪談専門という柳家正蔵の下手なこと! マジメさでは東出と同列だけど、ツマラナさでも同断だネ。「カランコロン」の下駄の声に強弱が無くて平板、恐ろしさなどミジンも感じない。喬太郎は強弱を付けていたので、幽霊が遠くから近づいてくる恐怖が伝わってくるのだけれど、そのくらいの話法は喬太郎でなくても分かると思うけれどナ。

 最低最悪の落語家(の名に値しない)ヨネスケは人前に出るべきでないと思うけど、下手な落語家はヨネスケだけじゃないのだナ。落語好きな友人が、以前「あんなものを落語だと思うから腹が立つのサ」と言っていたネ。