【状況への失言】温暖化対策を訴える少女  ジコチュウの快楽原則  リニアカー  ホリエモン  コンビニの深夜営業  原発全廃!!!

 16歳のスウェーデン少女が身を賭して温暖化対策を訴えていて清々しいものの、追及されている大人の1人としては身が引き締まる思いでもある。彼女の強烈な思いは、温暖化を加速する飛行機を利用せず、大西洋をヨットで横断してアメリカに渡ったところに象徴されている。彼女の標的の1ツであるトランプが、予定を変更して(?)ノコノコ国連に姿を現したのと出くわした時の、彼女がトランプをにらみつけた目力がスゴカッたナ。残念ながら視線が交差することはなかったけれど、あの怒りの目を大人である我々は胸に焼き付けておかなければいけないネ。

 温暖化が地球を危険にさらしているのを知りながら、トランプ(を始めとする米共和党員=石油会社の手先)のようにパリ協定を無視しているのは極悪人だとしても、本気で有効な対処をしてこなかった大人たちは、彼女の「いい加減にしろ!」という激烈な抗議を正面から受け止めなければならないだろう。

 

 また前振りが長くなったけれど、本題は目前の快楽のために将来の人間を犠牲にする生き方は止めなければならないということ。彼女が大人たちを許せないというのは、今までの大人たちが自分たちの快適な生活のために、地球を危機に落とし入れたからだ。将来の人類(少年少女)のことを考慮せずに、ひたすら便利で快適な生活を送るために、石炭・石油と次々に地球資源を勝手気ままに消尽してきた大人の責任は測りがたく大きい。水俣をはじめ様々な公害を生み出した挙句が、地球温暖化で近年の異常気象による台風・竜巻・生活地の水没などなど数えきれない。

 それでも懲りずにさらに便利に・さらに速くとプラスの面ばかりに気をとられ、公害・温暖化などのマイナス面を無視し続けているのが現状だ。速度からいえばリニア新幹線など、そもそもの計画段階から狂気としか思えなかったものだ。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く?!」というコピーを身に沁むまで考えつめなければいけない。河野外相が個人機を欲しがったら非難されたというのはひとまず措くとして、ホリエモンジェット機で全国を動き回るなどふざけるナ! と言うほかない。オマエがそれに価することやってるか?! と思えば、どこまで馬鹿なんだか情けなくなるヨ。

 

 古稀まで生きてきてゾッとした経験の1つは、上京後のある夜に空を仰いだら星が見えなかったこと。最初のうちはすぐには原因が分からなかたものの、衛星写真で夜間の日本(東京)が光にあふれていたので、そのために星が見えないと知って目の前が暗くなったのを覚えている。夜間にコンビニの灯りが目に入ると(治安上)ホッとするものの、深夜に買い物をする必要性を考慮すれば、全くの無駄としか思えなかったものだ。最近やっと24時間営業を反省する動きが大きくなってきたので、その点では日本人が正常な判断力を回復しつつあるのかとチョッと安心している。

 リニアカーの開発などすぐに止めるのは言うまでもないが、世界的に問題になっている原発など一刻も早く全廃して安心できる地球にしなくてはいけない。あの世が見えてきたトシになったからと諦めずに、自分たちのことだけ(ジコチュウ)を考えず地球を守ることの大切さを訴え続ける所存、皆さん分かってるよネ!