【呑む】学生時代の同窓会  全共闘仲間の酒宴?  内田樹の超人的活躍  自分のために生きる  富士そばのカツ丼の不味さ

 昨夜は学生時代の同級生の集まりで呑んだので、「呑み部」の活動ではない。店はいつものように中野の第二力酒蔵だけど、いつもと違うのは同級生とは言いながらメンバーが違うのだナ。年に2度ほど1968年度入学の全共闘仲間とこの店で呑んでいるのだけど、昨夜は70年度入学のクラスだったのだネ。68年度組から進級試験拒否などで留年した10人ほどの中から、昨夜の70年度組の同窓会に合流したのは3人だった。70年度組に内田樹がいて昨日も参加するということもあって、ボクとしては珍しく参加したのだネ(2度目か3度目)。内田は相変わらず忙しそうだったけど、関西の自家の他に東京に部屋を借りるほど多忙とはビックリだネ。

 聞けば2つの大学(勤務していた大学とは別)の理事を務めているそうで、何故またそんな仕事をとワケが分からないまま、最近も続けて本を出しているものの仕事が粗くなっている理由かも、と納得するところがあったネ。内田と同様に多忙な学大のベンゾー(石井)先生も次々を本を出しているけど、いただく度に「誰が書いたの?」と訊くと苦笑しながら「自分で書いてますヨ」と応えるネ(ホントかね?)。内田に同じ質問をしようとは考えたけど、昨夜はキツイ質問は誰にもせずに聞き役に徹したのだネ。

 それにしても文学研究中心のベンゾー先生とは異なり、内田の活動範囲はボクの理解を絶しているので、大学の理事などを引き受ける気持がまるで分からない。そもそも当初は同級生の内田とは気付かないまま、朝日新聞のコラムで注目し始めた内田の能力の守備範囲は、はるかにボクの理解を超えているのは間違いないから、大学理事の仕事も内田が意欲を持って関わっているのだろネ(学大の理事のレベルとはまるで異なるに違いないネ)。いずれにしろ自家では武道の同情も開いているそうだから、内田が働き過ぎて突然死しないように健康にも気を配ってもらいたいネ。

 

 内田と比べてみたら、ボクの老後が自分のために生きることに徹していることを痛感したヨ。もちろん退職後に法政大の大学院の授業を引き受けたり、ゼミ部や釣り部などの部活も自分のためだけどネ。退職すれば大学のためなどということは考えないからネ、元々そういう立場からは逃げ続けてきたジンセイだけど。

 その内田にも喜んでもらえた第二力酒蔵だったけど、昨夜の生ビールの泡はまろやかさに欠けていて不味かったネ。内田が言うには、生ビールの器具の掃除が行き届いてないからだそうだけど、何でも知ってるヤツだヨ。刺身が売りの店なのでビールの後は燗酒にしたけれど、久しぶりに日本酒が呑めたのは嬉しかったネ(燗酒なら呑めるような気がしたのだけど)。最後に高級そうな濁り酒を皆でお代わりして呑んだけど、これが実に美味だったので「強制終了」されるまで呑み続けたかったヨ。

 案の定、寝過ごして青梅線羽村とかいう駅まで行ってしまったけど、国立駅前に出店したばかりの「富士そば」で美味そうなカツ丼が目に入ったから、試しに食べてみてガッカリしたネ。子供の頃からの好物なんだけど、ホントに美味いカツ丼を口にした記憶が無いから期待はしなかったけど、学生時代ならともかくニンゲンの食べ物という感じはしなかったネ。「富士そば」の社長が出た番組を見たので期待したものの、駅前の高い土地に出店するのだから美味い物を出せるはずもないのだろネ。卵も玉ねぎも形だけ乗っているだけのまがい物のカツ丼だネ。「富士そば」はソバで売っているのなら、丼ものは付け足しなのかもしれないネ。ソバとコーヒーは《味盲》のボクとしては味の判断ができないから、「富士そば」の評価をするにはふさわしくないのかも。

 でもカツ丼は文句なく不味い!