「強引矢のごとし」というのは、朝日新聞のコラム「かたえくぼ」の見事なもじり!「光陰矢のごとし」の「こういん」に濁点を加えただけで安倍晋三を非難して見せたワザはスゴイ。「かたえくぼ」は毎日でも紹介したくなるほど傑作が続くけど、全部シロウトの作だから驚くネ。むかし糸井重里が似顔絵描きの名人◎◎さん(名前が出ない)と共に、「シロウトは怖い」と言っていたのも分かるネ。でもシロウトは一発芸(採用される常連もいるようだけど)で済むものの、糸井たちプロは常にカネになるレベルのものを創り出さなければならないだけに、タイヘンだったろうネ。
極悪人・安倍晋三(夫妻)は、歴史に残る首相の汚職であるモリ・カケ疑惑を抑えたまま、最近では自民党内の他派閥の候補者を落とすべく大金を回し、選挙違反をやらせた河井克行・あんり夫婦が取り調べ中なのに無関係を装う等々、数々の罪悪を追求されないように検察のトップの定年を延長させようと「強引」な手付きを見せている。とうとう今日の朝日の「耕論」欄では、元法務省官房長の堀田力さんが、「総長と黒川氏は辞職せよ」とまで断言している。堀田さんは田中角栄のロッキード汚職を追及して現職首相を逮捕させた程の正義の人だけど、記事には《黒川君でなければ適切な指揮ができないような事件はありえません。》と、安倍や黒川とは格の違うところを見せている。
《定年延長を受け入れた黒川君の責任は大きいし、それを認めた稲田伸夫・現総長も責任がある。(略)自ら辞職すべきです。》
《検察の原点である公正中立を守り、国民の信頼を回復するのに貢献してほしいと願います。》
稲田というと安倍晋三の「お友達内閣」の問題児であるおバカの元防衛相長官・稲田朋美を想起させて悪いイメージが拭えないのだけど、稲田伸夫総長と黒川弘務ご当人は堀田さんの言葉をどう受け止めるのかな? 財務局員を自殺にまで追い込んだ佐川寛寿理財局長や安倍晋三と同じく、またまたシラバックレて済ますつもりなのかな?
でもコロナ騒ぎを利用して、ドサクサまぎれに定年延長を国会で採決しようと焦っている安倍晋三の魂胆を見逃すことなく、数多くの俳優やミュージシャンが抗議のツイートを発信していると聞き、とても心強い気持がしている。今までのように、「国民」もバカにされっぱなしではない所を見せているわけだネ。浅野忠信・城田優(未知の俳優)・宮本亞門・高田延彦(格闘技)・CHAR・気志團の綾小路翔・西郷輝彦・村本大輔(お笑い芸人)などの有名人が反対の意志を表明しているとのこと(朝日の5月12日の社会面)。同日の「天声人語」には俳優の井浦新さんの、《保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。》という発言も引用されている。さすがに井浦さんだと思うのは、NHKの日曜美術館のMCで美意識の高さと頭の良さを発揮して、前任者MCの千住明の低能ぶりから反照されるからだネ。今の小野正嗣さんも人は良いし頭もイイけど、美的感覚がイマイチだネ。