【見る】「100分 de 名著」  「伊勢物語」  高城のぶ子  野村萬斎  「対」の誤読?

 現在の「100分 de 名著」は高城のぶ子が「伊勢物語」を取り上げているので、あまり興味が無い。今日も偶然キッチンで朝食(フツーの人の昼食)を用意しながら聞いていたら、朗読の野村萬斎が「つい」と読んだように聞こえてきた。すぐに「対の屋」の「たい」の読み違いじゃないかと感じたのだけど、だとすると研究者がチェックしていない番組の落とし穴にハマったかな、と思ったネ。最後の再放送だっただけに、確かめようがない。高城にはその種の教養は無さそうだから、誤読したとすれば萬斎が恥をかかされたようでカワイソー。萬斎も自照性を欠いたまま前へ前へというタイプなので好きじゃないけど、ボクの聞き違いでなければ古典語の無知が現れてしまったネ。

 高城はその後、「伊勢物語」の翻案小説を恣意的に展開していけれど、元の物語に慣れ親しんでいる身には不快感を与えられるだけだナ。高城の小説は読んだことないけど、不快なイメージを持っているわけではないので、今回の番組だけは見たくないだけの話。萬斎も無理して聴くのもイヤなので、今回の「名著」は基本的には見ないネ。

 あるイチロー・ファミリーから今回の「名著」を見てると、事のついでに記していたけど、ボクのホンネを言えば実は以上のとおりなンだネ。