【見る】(補足付き)量子コンピューター  「ヘウレーカ」  藤井聡太(将棋)

 昨夜放送されてスゴク面白かったので情報を流そうと思っていたら、早速今夜12時に再放送されるという。先般も紹介した「ヘウレーカ」で量子力学を実に分かりやすく説明してくれている。量子力学では、粒子でもあり波でもあるという二面性をどう理解したらいいのか不明のままの問題を、番組では今までになく分かりやすく実験しながら説明してくれる。細長い縦の隙間を2つ並べて、そこに小さな玉を投げて通そうとすると、向こう側では2つの縦長の塊りとなって、離れてみればそれらの塊りが波のように見えるという実験(やはり見ないと伝わりにくいネ)。まさに粒でもあり・波でもあるということなのだけれど、隙間を通る直前に観察機を置いて確認しようとすると、波が崩れて二面性が崩れるという不思議さ。二面性はあるのにそれを「見ようとすると見えない」という不思議さ。

 コンピューターというと、1と0との組み合わせということは聞くけれど、裏表に1と0を記してそれを回転させて1でも0でもない状態にしてコンピューターを作った量子コンピューターは、現存するコンピューターの1億倍速いのだそうだ。番組ではその速さの実例を目の前で示してくれるのでビックリだけど、小説家としての又吉直樹にも分かったらしい説明だから、見てくれれば分かると思うヨ。

 

@ 言い忘れたことがある。将棋の藤井聡太2冠が、タイトルの賞金で新しいパソコンを購入して改造したと伝えられていたけれど、ヒョッとしたらこの量子コンピューターでも入手したのかな? とすれば、また強さが増す予感がするネ。