【状況への失言】小柴昌俊さん死去  梶田隆章さんはアテにならない  村上斉と小野正嗣の共通点

 ボクが素粒子理論家について書くことなどありえない、と思うのは当然だけど別に理論を語るわけでないから安心あれ。朝日新聞の「村山斉の時空自在」という連載で、理論物理の専門である村山さんも強調していたように、小柴さんは豪快な人として印象に残っている。小柴さんは理論家というより実験の人という方が正確だろうけど、ある実験をする時にニッケルがたくさん必要になった時、小柴さんは学生に1円玉をたくさん集めさせてそれを使ったそうだ。たぶん法的には犯罪になるのだろうけど、小柴さんという人はそんなことにこだわらない、ヤッチマウのだナ。村山さんがその時の学生かどうかは知らないけど、たぶん小柴さんのカミオカンデという大きな業績の延長上でノーベル賞を獲れた梶田隆章さんは、その頃の学生に1人だったかもネ。

 しかし梶田さんは小柴さんと比べるまでもなくスケールの小さい人で、学術会議の代表であるにもかかわらず管首相と対談した時にも、せっかくのチャンスだったのに「今日は署名を渡して説明するだけに来た」とくり返すだけで、6名を認めなかった政権側の説明を求めもせずに世の期待を裏切ってしまった。小柄でやせた人の良い爺さんという印象で、全然闘う意志を示さないのでガッカリしたネ。小柴さんだったらそんな生やさしいことで済ませなかっただろう。

 ゴリラ研究者である前・学術会議代表だった山極寿一さんは、独自に政府に対する抗議文を出していたのが朝日に載っていた(読まなかったけど)。山極さんも小柴さんと同じような豪快な人だからネ。梶田さんは細かいことによく気が付くサラリーマンという感じで、不正に対して闘う姿勢がまったく見えない頼りない人。シッカリした人と代表を交代した方が世のため・人のためだネ。

 

 どうでもイイような話だけど、村上さんが以前NHKの宇宙解説の番組で、口が動くと同時に手が動き回るのが目についてイヤな印象だったネ。同じような動きをするのが、芥川賞作家で立教のフランス語教員である小野正嗣さんだネ。放送大学でしゃべると同時に手が絶えず動いているのでせわしないので、見ていて落ち着かない。身振りを伴って話すのは、欧米にでも留学した時に教えられたのかな? それにしても村上氏と比べると、小野さんの動きにはあまりイヤミを感じないのだネ、たぶん村上氏は自照性が欠落している押せ押せタイプで、小野さんはなぜか謙虚な感じの人だからだネ。それにしては手の動きが自己主張し過ぎている印象でもあるので、ジッとしていて欲しいのだけどナ。