このところ毎週月曜午後５時半から「映像の世紀」の再放送（？）を放映している。先日は第８集「アメリカ・自由の国の秘密と嘘」だったけど、初めて見る思いだった（記憶が薄らいでいるからかな？）。「秘密と嘘」というのは、北ベトナムへ北爆を始めたのはジョンソン大統領（当時）の指令でマクナマラ長官（当時）が実施したということだ。北ベトナムのトンキン湾でアメリカの駆逐艦だったかが攻撃を受けたという「嘘」を理由にして、空から爆撃を始めたのだネ。爆撃はエスカレートするばかりで、日本にも落とされたナパーム弾（焼夷弾）や作物を枯らす多量の枯葉剤まで散布しまくったのだ。この枯葉剤の影響でベトちゃんのような双頭児が少なからず発生してしまったけど、今の若者はそういうことは知らないかもネ。
ジョンソンは「俺のケツの匂いを嗅いで、香水の香りがします、というヤツしか使わない」と脅してマクナマラに北爆をやらせたとのこと。ジョンソンが副大統領だった時の大統領がケネディで、そのケネディがベトナムから撤退する方針を出していたので、ジョンソンは撤退に反対だったと語っていたネ。ということはケネディ暗殺とジョンソンはまんざら無関係ではなさそうだネ、そういう説（映画「JFK」など）もあるようだし。暗殺現場のダレスの記念館の映像が出たけど、オズワルドの単独犯のような展示の仕方をやっていたヨ、単独犯だと信じている人はいないのにネ。オズワルドを殺した勢力（ジョンソンも含む）の政治的展示だよナ。
ホントに汚い連中だけど、ベトナムに増兵につぐ増兵をしながら結局敗北したジョンソンは、次期大統領に立候補はしないと宣言した、その苦々しい表情を見ることができたのは爽快だったヨ。
トランプの敗北宣言も見たかったけどやらなかったネ、その代わりのように低能な支持者を煽動して議事堂を襲わせたのだから、汚れた大統領としては歴代トップかな。
