【近況・言葉】「出ない杭」は?

 ジャミラは片付けるのが嫌いでその能力も欠落しているけれど、ボクは子供の頃から物を整理する習性があったので、勉強机の周囲もキレイに片付いていた。片付けられない○と比較して、母親が感心していたものだ。退職してからは気持に余裕ができると、時々自然体で片付け始めるのだネ。このところジャミラが親の介護で帰郷していたこともあり、家内のかちこちを片付けていたヨ。

 気分もスッキリする上に、いろいろ発見があり・得る物が多いのが喜びだネ。本だと改めて読みたくなったり・一生読まないものは読みそうな人に上げることにしたりで、何かと楽しい。新聞を整理していたら、朝日の書評欄が十数年分ほど溜まっていて絶望的になったのは既に記したと思うけど、切り抜きの類もたくさん出てきて中にはブログの【言葉】欄で紹介しようと思いつつも、埋もれていたものも出てきたヨ。その中の1つ、大塚初重という考古学者の「語るーー人生の贈り物」のもの(2018・7・6)で意味深い。

 《出る杭は打たれる。しかし、出ない杭は朽ちる。心に刻んできた言葉です。》 

 出過ぎて嫌われたばかりの里中満智子や、性格も溶けそうな顔でも里中と同類の小池百合子の最悪例もあるけど、遠慮し過ぎて「出ない」ままだと「朽ちる」から気をつけないとネ。