【見る】「理想的本箱 君だけのブックガイド」  LGBT  ミッツ・マングローブ  マツコ

 最近始まったらしい番組なのだけど、毎回テーマごとに選び抜かれた3冊の本を紹介するのでおススメだ。NHKの月曜夜10時50分からの30分で、先日はLGBTをテーマにしたマンガ「弟の夫」の映画版を取りあげていた。例によってマンガを読まないボクはいきなりでビックリしたけど、弟がゲイで渡米中にアメリカ人男性と「結婚」していたけれど死亡し、相手のアメリカ人(映画では力士だった把瑠都だったので笑えた)が来日して普通人の兄の所に同居する。兄の妻は一人娘を残して逝去しており、その娘が「弟の夫」になついているので同居を許しているわけだ。

 「弟の夫」はゲイに苦しむ中学生の相談相手になっているが、そうした「弟の夫」を見ているうちに兄は子供の頃に弟からゲイを告白されたものの、理解できずに突き放していたことを後悔するという話。よくできた話だけど、幼い頃に自分のゲイを兄弟に告白するというところは、ミッツ・マングローブの実話に近似していると思ったネ。ミッツは弟にコクったら笑われたと言っていたけど、やはり親に言うよりは楽だったのだろネ。マツコより嫌いだという人もいるミッツの顔は小池百合子並みに溶けているけれど、顔は見ないようにしていればズウズウしいマツコのように大声で騒ぐだけの芸(ゲイ)とは異なり、「オカマ」という自虐用語を連発しつつウィットのある会話をするので芸として見て(聞いて)いられるネ。