【見る】野球の完全試合  佐々木朗希  松川虎生捕手  加藤豪将(日ハム)

 マイナンバーの問題の続きを書こうと思ったけど、「球辞苑」を見ていたらあまりにも面白いので再放送があったら見ることをおススメだ。

 話題の佐々木朗希が5分だけという制限でインタビューに応えていたけど、完全試合をやり遂げた本人よりも捕手を務めた松川の話が面白かったネ。朗希より年下ながらも素晴らしいリードをした若者だけど(見た目はオヤジ)、あの(WBCで大活躍した)吉田正孝を3打席3三振に抑えたリードの説明が信じられないほど冴えていたヨ。特に2打席目はフォークが狙われていたのが分かったので、それまで投げさせなかったカーブを2球も続けさせて最後にフォークで仕留めたという配球がベテランの域だったネ。3打席目はストレートを続けて最後にフォークというのも、2打席目からの流れを考えていたところがスゴイ! 三振をしないバッターとして知られている吉田を全打席三振に打ち取ったのは、朗希のボール以上に松川のリードを評価すべきだネ。

 番組のゲストはその時の監督だった井口だったけど、朗希の時に松川を捕手に選んだ理由を問われて「キャンプの時に朗希のフォークを受け止めることができたのは松川だけだったから」というのも笑えるスゴさ。160キロを超えるストレートもフツーに取れるだけでなく、ワンバウンドするフォークもしっかり止めることができるというのだネ。朗希の1塁への牽制球も160キロを超えることがあるので、1塁手も取れなかったことがあるくらいだそうだヨ、笑えるネ。ともあれ元巨人の捕手だった村田が、松川を将来大成すると保証していたけど同感だネ。

 井口が語った朗希は何ごとも「細かく」考えてやり抜くそうで、今から来年の開幕投手として投げることを想定しつつ逆算して行動しているだろうとのこと。ショーヘイを思わせる性格だと思ったけど、ショーヘイもロウキも育てた吉井(現ロッテ監督)の話を取材しなかったのは番組への不満だネ。ロウキが2試合連続完全試合の可能性もあったのに、9回から投手交代したのは監督の井口がロウキの意志を確認したう上で決めたという裏話をしていたけど当然の措置だったネ。

 今年はパリーグでは日ハム以上にロッテを応援したいのは監督が吉井だからというのは前にも記したと思うけど、ロウキがいるせいでもあるネ。とはいえ日ハムも予想を超えてガンバっているので期待してるヨ。特にアメリカに居ながらの加藤豪将を新庄監督がドラフト指名して取ったのは見る目があるネ。いかにも打ちそうな構えでヒットからホームランを量産しているのだから、シーズン終われば何か受賞しそうだし将来の中心バッターになるネ。ケガで出場できなかった清宮(新庄の指導で別人のように活躍していた)も2軍の試合に出たそうだから、戻れば日ハムがAクラス入りするのも夢じゃなくなるネ。やはりロッテより日ハムかなァ~。