「ちえいず」もわざわざ情報を流すまでもなく見ている人が少なくないかもしれないけど、出演者がピンキリなので敬遠している人も多いかもしれない（ジャパネット高田と山崎怜奈の組み合わせは最悪・最低だった！）。でも今回の３人は粒そろいという感じだったのでおススメだヨ。１０時半まではラジオ放送大学の「政治理論」を聴いていたので後半の１５分しか見なかったけど、「資本論」の解説書などで売れている斎藤幸平はじめ未知ながら根本宗子（劇作家・演出家）と山崎亮（コミュニティデザイナー→何する人か不明ながら）の３名がレベルの高い議論をしていたヨ。
そもそもテーマが田中正造だから高田や山崎のような無知なクソでは話にならないところを、その道でホンモノの仕事をしているらしいメンバーが並び、正面から正造にチャレンジしているのだから充実した番組になっている。宇都宮大学卒の仲間は正造知らない人はいないだろうけど、他の人のために註しておくと足尾銅山の公害と激しく闘った人ネ。番組では天皇に直訴しようとして逮捕されたことを取り上げていたけど、その背景の分析がまた面白かったネ。
新聞などで取り上げられたせいもあって全国的に盛り上がったので、まさに当時の「学生運動」とも言えると解説していたけど、志賀直哉などは親戚が公害元が古河の会社のトップクラスにいたのに参加したものだから、父親を激怒させたのは有名な話。
再放送で最初から見たいネ。木曜午後１時半からだから、録画してでも見るべきだヨ。
