【見る】睡眠学(NHKアカデミア)  「理想的本箱」  

 最近始まった番組でおススメしたいと思っていながらも、暑さその他の理由で今になってしまったものの、その中の2件を遅まきながら紹介しておきます。

 1つはEテレの「NHKアカデミア」という番組の「睡眠学」(仮名)というシリーズ(とはいえ2・3回だけで終わった)はタメになったネ。睡眠研究の専門家が分かりやすく説明してくれたので、とても納得できて実践してるヨ。一番嬉しかったのは「睡眠は質より量」ということば、「酒とオンナは量より質」を実践しているボクとは真逆ながらも専門家の教示は役に立つネ。終わったしまったのでオンデマンドとかで見るしかないのかな?

 ボクは睡眠の質が大事だと思っていたので、熟睡できた時間でその日の読書を決めていたけれど、眠くなるとまたすぐ眠るという生活を続けてきた。ところが番組で、「眠れなくても布団で横になっている時間を長くするのが大事」と言われ、安心してゴロゴロすることにしていたら起きてからはスッキリしていて調子がイイ。それからは布団の上でボーッとしていることが多くなったヨ。

 眠れなくても布団で横になっていればイイのだヨ!

 

 2つ目はこれもEテレの「理想的本箱」で月曜夜10時50分からの30分で、再放送は月曜の昼間2時半からで充実した番組だヨ。吉岡里帆という見覚えのある女子がMCで、毎回テーマを設けて3冊の本を紹介している。未知の男性が本を選んでいるのだけど、漫画も含めて実によく選び抜いているので役に立つヨ(もう1人、未知の熟女が「司書」を務めている)。恋愛なら漱石「それから」とか戦争ならノーベル賞作家・アレクシエーヴィチ「戦争は女の顔をしていない」などとネ。もちろん文学論ではないので「深さ」を期待してはいけないけど、「浅くとも広い」読書を期待する人には最適の番組だネ。「それから」が恋愛(と友情)小説などではないことは、『シドク』のⅠに収録されているイチローの論を読んでもらいたいネ。深いヨ!