【近況】墓参で疲労困憊  廣野由美子  成田龍一

 昨日は昼前の電車に乗って前橋まで墓参に行ってきたヨ。幸い予報とは違って天気は良かったけど、釣りの疲れがとれないままだったので帰りは疲労困憊(こんぱい)だったヨ。行きはまだ元気で3日間の釣りで空っぽになった頭に読んでる本がスンナリ入ってきたネ。老眼鏡がなくても読めるように新書中心に持参するのだけど、昨日はユキオ君(西村友樹雄クン)が以前教えてくれた廣野由美子という人の『小説読解入門』(中公新書古書店で偶然ゲット)を行きに読んだけど、副題の『ミドルマーチ』の「教養講義」のとおりで初耳のイギリス作品をごく丁寧に「講義」してくれるの40ページ近く読んでしまったヨ。途中から成田龍一大正デモクラシー』(岩波新書)に切り換えたのは、「酒とオンナは日替わりがイイ」(イチロー語録)のとおりで何でも続けていると飽きるからネ。こちらは外出する際に時々持参して読み続けているもので、昨日は第2章から帰りの電車内でも読んでいたヨ。

 昔はJR前橋駅からタクシーで寺まで往復していたけれど、いかにもヤッツケ仕事のようなので数年前から寺の私鉄最寄り駅まで行き、そこまで片道30分以上歩いているから毎年盆の炎天下なので疲れるヨ。今回は釣り部の疲れも抱えているから一段とネ。おまけに最寄り駅近くのコンビニがツブレていたのでビールも昼食も買えなかったヨ、前橋は周辺を含めてさびれるばかりだネ。

 仕方ないので高崎駅内のコンビニ(?)でビールと卵ドロドロの親子丼というのをゲットして、帰りの電車内で味わったヨ。「呑み鉄本線」の六角精児のテーマソングみたいに「走る電車のリズムに乗せて缶ビールが揺れている」を地で行った感じだったネ。食べるといつも寝入ってしまうとおり、読書も進まないままずっと眠る態勢だったから乗換駅の大宮で寝過ごしそうだったヨ。3回乗り換えて最後は1駅だったのに、国立でも寝入っていたのかドアが閉まる直前に目が覚めたヨ。

 帰りには西友でソウメンやタコの刺身・ロースハムなどもゲットしたので(財布が12円しか残らなかったのは笑えたネ)、帰宅後は風呂に入ってタコをツマミに焼酎を飲んだヨ。脳が疲れていてもう読書できないから呑むしかないわけだけど、テレビを見ながらもまた寝入ってしまったヨ。時節がら戦争ものの番組が多くて興味を惹かれるけれど、見ながら眠ってしまうので残念だったヨ。

 釣り部から帰ってからは自室だけはエアコンを点けようと考えていたけど、台風のお蔭か風も室内に吹いてくるし・雨模様で気温が低いので扇風機だけでダイジョブだネ。ジャミラが帰省したままなので全室をエアコンで冷やすことがないから、自分の考えで暮らしていられるのは精神的に楽だネ。釣り部で精神を解放して癒されて帰るのだけれど、ジャミラがいるとストレスから免れないからネ。