【釣り部】2日目  キスは釣れずにクロサギが  

 2日目は早朝5時過ぎからイヤラシ・アマッチとボクは近場の館山桟橋で2時間半ほど釣ったものの、目当てのキスはアマッチの1本だけだった。イヤラシ君は1人で通路側で釣っていたけれど、前日に続いて小ダイをイジメていたようだった。昔は合宿でもたくさんのシロギスやメゴチが釣れたものだけど(年によってはイイダコも)、この数年この桟橋はそれ等が釣れなくなってしまったネ。アマッチとボクは反対側で試みたら、隣りの人に続いて初体験のクロサギという25センチほどの魚を1枚ずつゲットしたヨ。鳥のような名前だけど、見た目からして何故そんな命名されたのかはまったく不明。すぐ傍でイシガキダイを釣りあげていた料理人(自分でそう言った)に言わせれば食べられるとのこと(ユウ君から感想は聞いてない)。

 この人からは大き目のベラももらったけど(煮ると美味いと言ってくれたのは同感だったネ)、目の前で2枚上げた30㎝前後のイシガキダイはもらえないのはもちろんだったものの、美味そうなオウモンハタ(25センチほど)はまだ小さいからと言ってリリースしてしまったのは残念だったヨ(ここではハタも釣れるようになったのだネ)。でもその隣りにいた地元の爺さんが30㎝くらいのアイゴ(ヒレに毒がある)を釣ったので、リリースする前にもらったら料理人が食べるならすぐにハラワタを出せと教えてくれた(そうしないとアンモニア臭で食べられなくなるそうだ)。ナイフは無かったけど幸いアマッチが鋭いはさみを持っていたので裂いたところ、すごい量の内蔵や食べた海藻が出てきたヨ。帰り際にまた爺さんがアイゴを釣り上げて持ってけと言ってくれたけど、内蔵を出すのに時間がかかるから断ったヨ。ユウ君は海の魚は素揚げすれば何でも食えると言っていたけど、アイゴの感想もまだ聞いてないネ(捨ててもイイのだけど)。

 それにしても釣り場の魚種は変わるものだけど、館山桟橋ほど変化した所はないネ。館山はクロダイの名所として有名だけど、イシガキダイ(やイシダイ)までが釣れるようになったとは驚きだネ(北見宿のご主人も言ってたネ)。ただ上記の料理人によればイシガキダイ・イシダイのエサは岩イソメ(現物を見たのは初めてだったけど、太くて30㎝超のイソメはグロテスクだった)だけど館山では入手できないとか(その他にも初耳のエサも教えてくれたけど忘れた)。エサが手に入るなら釣ってみたいと思ったヨ、見てるとそれほど難しい釣りとも見えなかったからネ。外道でハタも来るなら言うことなしだけど、キスのエサでクロサギをねらう気持にはならないナ。それにしても暖流系のイシガキダイやアイゴが釣れるようになったということは、館山が一段と温暖化したということで魚種が変化したのだろネ。

 

 朝食後には想定以上に早くエトワル君が合流したのは嬉しかったネ。早速前日早朝から釣った金谷漁港で試みたものの、ボクがすぐにキスを1本上げたまま皆さんはまったく釣れなかったのは残念だったヨ。いつも食後はすぐに眠くなるボクは、暑くて釣り場では眠れないのでまたフェリー乗り場の待合室で座っていたヨ。どのくらいボーッとしていたか分からないけど、気付いたらエトワル君が目の前に立っていた。釣れないので(エトワル君その他が1本ずつ上げたそうだけど)釣り場をフェリー乗り場のすぐ脇に移動するという。いつも帰りのフェリーから見ていた釣り場なので、いつか自分たちも釣ってみたいと思っていた所だネ。イヤラシ君は釣れないのでふて腐れて(?・笑)荷物をアマッチの車に残したまま電車で帰ったとのこと。

 ボクはそのまま待合室に残ることにしたけれど、しばらくしたらアマッチが来たのでソフトクリームをゴチソーしながら食べたヨ。昼間はビールより美味いネ! アマッチもカネシローもフェリーの釣り場には行かなかったので、ユウ君ペアとエトワル君だけだったようだ。それもまったく魚信(あたり)もなかったそうだけど、気になる釣り場は1度は自分で確かめておかないと死んでも死にきれないからネ(それほどでもないか)。結局この日も早上がりとなって、明るいうちから呑み部に切り換えとなった。