【釣り部・呑み部】(付)  幸田旅館と榎本武揚  カネシローの回復

 ②を急いでまとめたので、記し残したことがあるのが気になるままに。

今回利用した館山の幸田旅館は由緒ある宿らしく、榎本武揚の大きな書が額入りで玄関にさりげなく飾ってあった。だから幸田が初めてだというエトワル君に玄関に気をつけるようにあらかじめ伝えてあったのに、今回チョッとした工事のために外されていた。でもエトワル君が到着した時に偶然ボクも玄関にいたので、ここに額があったのに外されているので残念だったネと言ったら、フロントにいた女将(おかみ)の耳に入ったから「由緒ある宿なンだヨ」と付したら嬉しそうだったヨ。やはり想像したとおりだったけど、2日目の夕食の人数を間違って1人前足りなかったのは女将のミスだから、シッカリしてもらいたいものだネ。バイトの配膳係の人たちには「ボクはハナから食べないから気にしなくていいですヨ、女将もとがめないでネ。」と言ったら「私たちは女将に使われる身ですから」と応えたヨ。

 ちなみに知らない人のために付しておけば、エノモトタケアキは五稜郭に立てこもって最後まで明治政府軍に抗した幕府海軍のトップだった人だヨ。文学で言えば、安倍公房に「榎本武揚」という作品が小説・戯曲の2通りであるヨ。どちらもメチャ面白いのでおススメだヨ。土方(ひじかた)歳三のように徹底抗戦一点張りが是か非かというような問題を考える際に、とっても参考になるヨ。

 

 ボクは自家にいても呑むと炭水化物は食べないので、呑んだ後にラーメン食べる人の気持がまるで解らないネ。でも今回2日目に初めて(四半世紀ぶりくらい)呑んだ後にアスミンが握ってくれた塩むすびを食べたら感動的に美味かったネ。2個握ってくれたもう1個は、報告に記したように3日目の早朝に釣りながら食したヨ。今後呑んだ後に塩むすびを食べるのがクセになりそう。何でも食べればクソにはなるけどネ。

 

 去年の暮以来の参加となったカネシローが想定以上に元気だったのは嬉しかったネ。春頃に横浜から埼玉に引っ越していたのは驚いたけど、都内で呑み部をやる際に参加しやすくなって本人も喜んでいたヨ。以前と同じようにイジラレ役に徹していたのも安心の元だったから、粒状のせんべいをツマミに出していた皿の横にアスミンの塩むすびの梅干の種2個を別の皿に出しておいて、「カネシロー、せんべい食えヨ」と勧めたら「ダイジョブですヨ」と断ってユウ君にウケていたのでホッとしたネ。もちろんホントに食べたらシラケてしまっただろうけどサ。