【読む】高瀬準子「おいしいごはんが食べられますように」

 実に久しぶりに素晴らしい小説を読んだ気分だネ。笑える面白さもあるし、文学的な表現の達成度の高さにも感心したヨ。笑える内容で読ませる以上に、書かれている内容とは関係なく読んでいるだけで面白くて充実感を覚えるのが素晴らしい! ことを強調したいネ。言わば詩を読む時の快感に似ているかな。

 村田沙耶香コンビニ人間」を読んだ時も似た印象を抱いたけど、(読み直してないけど)「コンビニ人間」以上の達成を感じている。村田の他の作品を読んだけど、「コンビニ~」とは異なるレベルの低さだったのでガッカリしたものだ。高瀬はそんなことにならない気がしているから、他の作品(文庫にもなってる)を読もうと考えている。

 とにかく「おいしい~」は面白い、おススメだヨ!