【状況への失言】ミセス・グリーン・アップルのMV=教養の欠落=杉村太蔵並み

 ボクがミセスのことを取り上げるなどビックリだろネ。ボクはまったく知らないバンドだったけど、昨日の東京新聞でミセスの新曲「コロンブス」のMV(ミュージック・ビデオ)が教養の欠落を鋭く批判されていたので事件を知ったのだネ。12日に公開されたMVにはコロンブス・ナポレオン・ベートーベンの3人が類人猿に人力車を引かせたり・乗馬や楽器演奏を教えたりする場面があるそうだ。公開早々にイギリスBBCはじめ批判が殺到したそうで、(見てないボクも)不快になりそうな内容だけどすぐ公開を止めたのも当然だネ。

 たまたま新聞のテレ番を見ていたらまさに今夜の「SONGS」にミセスが出るというので、それを見ながらブログを記しているところ。初めて聴いたけど(見たけど)実力のありそうな楽曲を創って実に上手く歌っているので、人気が出るのも当然だと思ったヨ。ハイレベルのバンドなのに、大泉洋がまた調子に乗って一緒に歌っている映像が流れて不愉快になったものの、バンドの3人は自分たちの意向で大泉と歌ったり・MVで役柄をこなしていたわけじゃないのだろネ。

 新聞ではミセスの責任も重く見たいようだったけど、番組を見たボクの印象ではミセスの3人よりもMVのプロデューサーやスタッフ、ミセスが属しているらしいユニバーサル・ミュージックの無教養・無神経の責任が重大だろネ(後者は反省しているとのこと)。コロンブスのイメージがアメリカ大陸を発見した功労者というよりも、侵略者・支配者と転換されたことくらいMVの制作者が知らなかったのかな? キャンペーンソングとしてタイアップしたコカ・コーラにも取材を申し込んだものの、未だ回答はないそうだ。ミセスの3人が最近のコロンブス評価を知っていたとも思えないけど、プーチンウクライナ侵略を続けている最中に、「北海道にはアイヌがいるからロシアが怖い」などと無神経な発言をテレビの昼番組で堂々と発した杉村太蔵ほど低能ではなさそうなので、ミセスの歌は安心して見ていられそうだネ。