「道化の華」から

 受講者が意想外に多くて(古典文学の院生が来たのはヘイカ以来)、20部取り寄せた松本和也氏のテキストが売り切れてしましました。最初は第七章で作品は「道化の華」ですが、長目なのでテキストは各自用意して下さい。短編集『晩年』(例えば新潮文庫)に入ってますが、最近はブームのせいかブックオーフでも300円はするそうで迷惑なブームです。でも院生なら『晩年』くらい持ってないとハジかも。松本氏が論じている残りの作品は新潮文庫だと殆ど『二十世紀旗手』に入っているので、これも揃えておくといいでしょう。
 発表者は何でも屋のジェームス君と太宰研究のメグちゃんです(敢えて本名を記さず)から最初とはいえ期待できます。受講者は自分が発表する松本論の章(と太宰作品)を決めておいて下さい。