ミドリは〜ん!  &  井伏で盛り上がり!

ミドリはんと言っても中国の留学生、ミドリという言葉が好きだというのでこの名が付いた(例によって、私が付けた)。
「さん」じゃなくて関西風に「はん」というところが私らしい細工。
そんなことはどうでもいいので、今年も(?)事務的な手続き不足で論文が書けても修了できない可能性がある、と事務から連絡を受けた。
メールを送っても反応が無いそうで、手を尽くす意でブログで訴える次第。
一刻も早く事務に行って、不足を補う手続きをしなさい!!!
中国の留学生にしては破天荒な子で、大都市で生育したせいか西欧世紀末のデカダン風ダラシナサを具えていて日頃から手が焼ける。
学生時代の自分を想起すれば他人のことは言える立場ではないのだが(師匠のみならず、当時の助手だった滝藤満義さんにはとりわけ迷惑をかけた)、ミドリはんは当時の私のように言葉に関する感覚が抜きん出て鋭いところも、中国留学生としては際立っている。
意外にもこのブログを読んでいて、<痴に働けば亀が立つ。譲に凸(さお)刺せば泣かされる。(「色枕」)>(『青銅』第29集)というパロディを面白がっていたと言う。
昨日の授業に来たら、事務に出頭するように指示しようかと思っていたら、やはり(?)来なかったのでガックリ。


それはともかく、昨日は久々に一橋勢の発表と意見が目立ち(もう一人の心配のタネであるキム君は欠席)、その点でも満足。
学生時代以来実に久々にレポーターをやるという近藤女史(このブログを通して私の授業に参加するようになった)のレジュメも良くできていた。
ただし予想通り突っ込まれたのは、やはり昭和40年代の研究のパラダイム(枠組み)に縛られている点。
作家・作者・語り手・登場人物(主人公)の区分ができてないが、これを機に明確に差異化できたようで何より。
来週は学祭で休みで、次回は井伏最後で「借着」。
井伏の次は安岡章太郎で、その次は志賀直哉を予定しています。興味があって参加してい人は関谷まで!