大岡昇平

半年に1回の博士課程学生の自由発表だが、実に久々の感じ。
大岡の「黒髪」論。
語り論のアプローチだが、聞きなれないヒトには理解しにくいところがあったようだ。
その分、イイ勉強になっただろう。
語り手の身体性という問題を取り上げたが、予想以上に盛り上がったところが収穫だった。
身体性の現れの一つとして「無論」という言葉に注意を向けたが、あまりに多いので自分でもビックリ、かつ白けた。
来週は太宰論に戻って「陰火」です。