松島合宿

前に記したとおり、春合宿は被災地にカネを落としに東北旅行に行ったヨ。
(ツブヤキシローの「ネ」よりも、最近はキャプテン渡辺の「ヨ」にハマってるヨ、サカポコ姉妹と一緒に。)
8日の夜11時40分東京駅発の仙台行き夜行バス、高速道路では車内の灯りが消えるというので心配したけど、それほどツラくもなくアッサリ着いた感じ。
普段は起きている時間(就寝は朝4〜5時)だから眠れなかったけど、暗い中で執筆中の安吾論を頭の中で整理していたヨ。
サットマン(仙台原住民)とナポリタンの二人の合宿委員に連れられて、トモチン(他大学)・イイダ姫・ケイちゃん・アイ〜ンともども青葉城址に行って政宗騎馬像にご対面。
広瀬川を見下す高台からの眺望は、藤村の千曲川を詩った小諸からの眺望(これも素晴らしい)を思い出したヨ。
広瀬川〜」で始まる佐藤ムネユキとかのご当地ソングは大嫌いだけどネ、いかにも作った感じが臭くて、クソだヨ!(キャプテン渡辺なら「クズだヨ!」と言う。)
騎馬像の馬のアレが馬並み以上にデカイのに感動したヨ。トモチンも「つい見ちゃった!」と言ってたヨ。
阿吽形の獅子像が雌雄なんだと発見があったけど、どこの土地でも獅子は雌雄に刻まれてるのかな、アレは小さかったけど。
その後はトモチン達が必死で探してくれた「極楽湯」に、歩いて歩いてバスで行ったヨ。
620円で温泉入り放題、酒も肴も豊富で、おまけにうたた寝する座敷があって文字通りの「極楽」だったヨ。
ボクは夕方4時過ぎまでタップリと呑み・食い・浸たり・眠りの繰り返しで、まさに言う事なし!
学生達は早々と出かけて行くので、モッタイナイなぁ!と思ったけど、後で聞いたら被災地巡りに行ってたとか、「今どきの学生も捨てたもんじゃない!」と感動したヨ!
夜は司法試験に合格したコタローが研修中とかで仙台にいて、一升瓶を差し入れてくれたのを呑んだヨ。
ボクが買ってきた微発砲の地酒は女子にも評判で美味だったヨ、名前は忘れたけど。
ハッちゃんが館山から合流したのを始め、タマチン・ハルチン・リンサイ・パッチン・クックが東京から続々と到着、仙台から原住民のサカポコが合流して「この世の春」の春合宿、まさに<友>こそジンセイの財産だヨ!
シヤワセ過ぎて深〜く酔ってしまったのは言うまでもないけど、後で聞いたら自分の部屋に運ばれたそうで、吾ながらクズだヨ!
研究室の床上で目覚めたことは6回ほどあるけど、ソファに運ばれたことが無いのでウランでいたのは間違いだったヨ。
翌日も朝飯が済んだら、一日中入れる宿の湯に入って眠り込んで、また夕方4時過ぎに目覚めたヨ。
松島は3回ほど来たことがあるけど、瑞巌寺まで観光に行ったらもう閉まっていたヨ。
ボクが一人で寝ていた間に、皆はまた被災地巡りに行っていたことを後で知ったヨ。
普段は感じられない、今どきの若者の意外で優しい行動力に痛く感動したヨ。
その夜は日本酒に飽きたので、現地の(?)ワインと焼酎を2本ずつ買ってきて「極楽」したヨ。
現地に来て、地獄の思いをした人達をよそに、二日間「極楽」の思い続けたボクこそクズだヨ!
宿では二日とも牡蠣の料理が出たけど、生ガキではなかったので中らずにすんだヨ。
以前、仙台の専門店「カキ徳」で2回フルコースで食べたけど、2回とも中ったのはボクだけだヨ。
最初に中った時に詠んだ句が、子規をパロったもので、「牡蠣食えば カネが減るなり 瑞巌寺」だったヨ。
句としてはクズだヨ!
(11日の2時46分の仙台駅周辺は、人々が集まってきたので何かするのかと思ったけど、何もなくて拍子抜けだったヨ。)