我が処分は「懲戒」で「一日分の減給」(実質1万円弱)なり

学生時代以来の僚友から、新聞に学大の処分が載っていて私が「停職」の処分を受けたとも取られかねない記載になっていると言われたので、ここで弁明・説明して不要な心配を除いておきたい。
朝日新聞」10月11日の多摩版の記事には、二人の教員がそれぞれ停職3ケ月と1ケ月の処分を受けたとある。
確かにブログで中某氏を追及した私を執行部が逆恨みのように処分したことを記したので、軽い方を私の処分だと勘違いされかねない。
ブログ等で時々出てくる「もう一人の容疑者」が受けたのがこの停職1ケ月の処分であり、私ではない。(表題の通り)
この御仁は学生にタダ働きをさせた云々の罪状が新聞には記してあった。
被害者の証言集にも学生にビール代など多くの金銭的負担を掛けたとあったが、セクハラと違って<心の傷>を負わせたわけではない(カネで済む問題)ので取り上げなかった。
ただ中某氏と共謀して(?)、証言集をまとめた女性教員を部屋に缶詰にして大声で追及(?)したとは被害者の教員から聞いていたので、許しがたいとは思っていた。
被害者の教員は学生の保護には熱心だったが、ご自分の被害はひたすら耐えるだけだったので、大竹副学長に教員被害者についても事情聴取するように要望したことがある。
「もう一人の容疑者」殿はいつの間に「学大オーム」教に洗脳されてしまったのか、証言集を読んだ私(達)には驚きであった。
怪文書やビール券を撒いたのは自分ではない、ということを語ってはいたが。

さて私を含めて3人の処分を出したのだから、学内情報でも学外にも事実をそのまま公表すべきなのに(私は名前も公表しても構わないと学長に告げた)、私を無視したのは「差別」以外のものではない。
お2人の受けた処分に比べれば軽微すぎるのかもしれないが、だからといって無視するから余計な誤解をされかねなくなる。
学外には私を省いた情報を流したとすれば、私が被害者のために闘ったのに処分したことがバレルのを恐れた、ということであろう。
その辺りの「情報公開」の詳細を、早速担当の事務の方に問い合わせようと思う。
執行部が私の処分を公開したくない気持にもからんで、執行部は3人以外にも処分されなければならない者が他にいることが理解できていない。
他でもない今回の問題を担当した大竹副学長と村松学長その他である。
彼らは被害者を<見ぬフリ>をしつつ問題解決を先延ばしにしてきたことはブログ等で追及してきたが(その間に新たなセクハラが起きなくて良かった!)、そのことで被害者(証言者)を失望させ、「第一級の教育者・研究者」である私に必要以上の時間と心身の消耗を強いたわけである。
私には少なからぬ学生・卒業生と伴走するのに時間が必要であり、処分言い渡し当日も危機的状況にあった卒業生と緊急連絡を取りながら、当面危機から脱せさせることができた例は記した。
全国区の研究誌の原稿締め切りである、10月末日に追われている最中でもある。
執行部が迅速に、かつキチンと問題解決に向かっていたら、被害者も私も余計な心労をしなくても済んだわけである。
というわけで無能な執行部の村松・大竹のお二人の責任に対しては、それぞれ「停職1ケ月・3ケ月」という処分が妥当だと思うが審査委員会に審議を期待したい。
むろんあのチンケな弁護士は即刻解雇して、偏見の無い真っ当な人を選び直すべきだ。
卒業生の一人が寄せてくれたように、単に学大付属校卒業生というだけのチープな理由で顧問弁護士を雇い、大学の「名誉」を傷つける必然性は全くない。

執行部を「処分」するという発想はまんざら冗談ではないが、物事は常に<多義的>であるとは日頃から学生に伝えて理解を得ており、今回の私の言説を<一義的>に限定しようとする審査委員会に対してもこの<多義性>を強調したが、こちらのイエスマン達は理解する能力が無かった。
執行部があまりにも遅ればせながら、いちおう「容疑者」を処分した点はやはり評価してやらねばならないだろう。
腰の重い執行部の背中を押し続けた私を逆恨みして、私を処分した点ではオバカそのものではあるけれど。
私の処分が重過ぎるという判断は、複数の法律専門家のものである。
「懲戒」処分は執行部や弁護士の<私情>が現れたものであろうが、それが私にとって「名誉の負傷」になってしまったことも執行部は理解できていない。
ともあれ処分が出たことで、私は達成感・充実感に浸っているのはウソではない。
「達成感・充実感に浸っている場合じゃないでしょう!」というお叱り・励ましの言葉も卒業生から受けているので、ジックリ再検討させてもらうが取りあえず処分内容に誤解が無いように説明させてもらいました。(また長くなってツカレタ!)