三島由紀夫「近代能楽集」

学部生の発表ながら十分に議論を誘発できたので、参加者は充実した時間を体験できたと思う。
指導した卒論なので、ボクは前半の議論に参加しなかったけど、参加者の様々な意見を聞いていて面白かった。
それだけテクストに魅力があったとも言えるが、テクストの魅力を殺してしまう発表・読みもありがちなので、マユ〜ンの発表は評価してイイだろう。
種々の質問にも考え考え一所懸命に答えていた姿勢が結果と出した、と言えると思う。
作品が短いせいもあって早く終わることもあると思い、ボクも簡単なレジュメを用意して三島作品の読み方を補足したけれど、それは論文になったら読んだ上で批正していただきたい。
現代文学史研究』に掲載する予定。