昭和文学会(春季大会)  井伏鱒二「黒い雨」

6月13日(土曜)午後1時から
立教大学池袋キャンパス14号館
特集が「〈知〉の共有のあり方を問う――著作権の権利をめぐって」ということなので全然ソソラレないまま忘れていた。
改めて会報を見たら、大木志門さんが「黒い雨」について発表(1番目)するというのでチョッと気持が動いているところ。
自分でも以前(東大の国語国文学会だったかな?)簡略ながら発表で「黒い雨」についても触れた記憶があり、何かに書いた気もするので(『笑いと創造』というシリーズの本でなければブログかな?)、大会のテーマに興味は無いながら(テーマや大木さんとは逆行しそうながら)行ってみようかな、とも考えている。
大木さんは発表要旨で、猪瀬直樹ピカレスク 太宰治伝』の刊行などで「作品の評価は地に落ちた。」と記しているのでビックリしている。
「黒い雨」の評価はそんなに下がったのか? 知らんかった! 井伏はスゴイけど「黒い雨」は評判ほどの名作ではない、とは思っていたけれど。
猪瀬などは都知事になる前からチンケな存在だと思い込んでいたので、大木さんが猪瀬の言うことを真に受けているようで心配、シッカリしろ! と言いたくなるのだけれど・・・
大木さんも言う「素材と文学作品の関係」という問題だけでも大会全体のテーマになることながら、「「権利」の問題として再考する」というのだから、やはり問題意識がズレていてツマラナソウな感じというのがマイナス要因。
そしてシンポジウムだそうだから、大木さんの発表だけ聴いて帰るわけにはいかなそうなのがマイナス要因。
でも会場が立教なので、一昨年授業で馴染んだ院生たちに会えると思うと行きたくなるのはプラス要因。
翌日は前橋の親戚の法事で、午前中からセワシイのもマイナス要因。
さて・・・