自衛隊機の事故  雫石事件  阿倍のバカ息子・晋三  内田樹の戦後論

今は机上の空論のお坊ちゃまクンである安倍晋三違憲のハシャギ振りに話題が移っており、沖縄の飛行場で自衛隊機が危うく民間機との空中衝突事故を起こしそうになった事件が忘れられてしまった形である。
日本人は沖縄のことになると忘れやすいようであるが、管制塔のミス怠慢以上に自衛隊機の横暴(?)としても記憶しておくべきだろう。
メディアで取り上げられたのかどうか未詳ながら、今回のニアミスですぐ想起されたのは雫石(しずくいし)事件だ。
もう半世紀ほど前のことであるが、雫石上空で自衛隊機が民間機(たぶん日航機)に空中で衝突し、北海道観光帰りの200人以上(?)が亡くなった事件がある。
責任は一方的に自衛隊機にあり、民間機のパイロットによるとふだんから自衛隊機が民間機を仮想的として攻撃訓練を重ねていたそうで、自衛隊機のパイロットの表情まで見えることもあると言う。
事故のパイロットはまだ未熟な者で、衝突寸前に落下傘で脱出して助かり、その点からも怒りを買ったものだ。
しかし未熟者以上に、別機で共に飛行しながら訓練をさせたその指導者が、さらに根本的には民間機を仮想的機にして訓練するという、腐りきった自衛隊の体質・横暴にたいする怒りとチェック意識をこそ持続しなくてはなるまい。
安倍のバカ息子(親父はもっと真っ当だった!)がクレイジー路線を走り続けている今だからこそ、いっそう自衛隊がやりたい放題をしかねない懸念があり心配だ。
ついでながら内田樹が戦後70年を主題にした対談で安倍晋三がなぜ戦争をやりたがるのか、語り合った本の宣伝を新聞広告で見かけたのでおススメしておきたい。
自分で読んでないのに「横暴」だと言われそうだけれど、とっくにネタ切れで面白味を失っている内田だけに(去年のクラス会でネタ切れだろう? と嫌味を言ったことは以前記した)、対談という形ならまだ読み甲斐があるものだろうという推定で推薦するのだ。
登場した頃の内田発言の新鮮さを懐かしく評価している身ゆえの期待交りのおススメである。
ハルキの小説同様で、内田も実体以上に評価され過ぎているという印象があるのに、「世間」は一度でもイイと思うとその評価を変更したがらない怠慢さを免れないものだ。
安倍政権を支えているのも、そうした「世間」の怠慢さ・惰性であると考えている。