英雄たちの選択  磯田道史  中野信子  林真理子  大久保加代子  松村クリス

テレビ番組が様変わりしている中で、残念ながらゴジム火曜のコメンテイターだった岡本夏生の姿が消えたのはザンネンで、今まで以上に見る気がしなくなった。
マツコの方が消えて欲しかったのに、残ってしまった以上この上クリス松村が出ないことを祈るのみ。
ゴジムが性的マイノリティに対して逆差別をし過ぎているのは明らかで、だからこそ彼(彼女?)達を率先して公衆にさらすわけだ。
マイノリティを積極的に出すことで理解を示しているようでありながら、率先して彼らを公衆にさらして面白がっているように見える。
それはともあれ松村があれほど汚く思えるのは、地デジで画面が精密になったせいなのだろうと気付いたものの、同類の汚いオカマ達が出られないのと(番組製作者が)どこで線引きしているのかは判然しない。

一番期待し楽しんでいる番組の「英雄たちの選択」(中野信子さんよりも磯田道史さんが不可欠)が継続しているのは嬉しい限り。
先週地デジでも再放送をやっていたけど、続けて地デジ放映をするなら大歓迎で、イイ番組はもっと開かれなければならないと思う。
先週恒例のBSではゲストに林真理子が出てきたのでゲーッという反応だったけど、顔を見ないようにすれば何とか聞けた。
正真正銘のブスなのに「謙虚」さに欠けているところが許しがたい!
中野信子さんも出ていた回だったので(さすがに隣りには座らせないという番組側の配慮がなされていた模様)美醜の差が極端にまで強調されてしまった形。
チョッと前までの人力車を使ったコマーシャルで、米倉涼子と大久保加代子が美醜の対照を明確に出していて残酷でさえあったけれど、それ以上の残酷さが林真理子には感じられて憐れでもあった。
コメントも大したことは言えずに、「選択」では誰も選ばない問題外の選択肢を独り選んでしまうし、笑いモノ同然の扱いに見えた。
林真理子が嫌悪されて大久保加代子が嫌われないのは、大久保には己がブスであるという「謙虚」な自覚があるから笑いで救われているわけで、林真理子は素直にデブスを認めたがらないから救いようがなくなるのだ。

なかなか本題に入れないけど、磯田道史さんが優れているのは(歴史学者にありがちな)単なる資料バカにとどまることなく、オモシロい明察を出せることだ。
たまあに出る山本博文さん(東大教授)は助手の頃から教育番組などには出ていたけれど、あまり自分の意見らしいものが伝わってこない。
その点では磯田さん(や学大の大石学さん、と言ったら手前ミソかな)は自分の主張がハッキリ伝わってくるので信頼できる。
前々回だったか朝ドラに取り上げられている(終ったかな?)五代友厚が国営会社の民間払下げの時に、若干の会社に絡んでしまったことを大方の人が大目に見ようとしていた時に、磯田さんがハッキリと汚点は汚点なので弁護してはいけない、と言い切ったのは気持良かった。

* 美術展と会議・呑み会の疲れがいっぺんに出たのか、今日はダルイし眠いのでテレビを横目で見ながらブログを書くことになった次第。
  さっきまで「チャーチル 光と影」の再放送を見ながら記していたのだけれど、いつの間にか寝ていて覚めたら番組が終わっていた。