ののちゃん達はインテリ?  モーツァルト  レスピーギ

これで読者は笑えるのかナ? いつもとは全然調子が違うのだけど。
朝日新聞朝刊、いしいひさいち作の漫画の話なんだけど、ボクの読みが浅いのかな?
① イイカゲンな女性教員である藤原先生の言、音楽の授業中。
  「名曲鑑賞はモーツァルトの『リンツ』とかいうシンフォニーを聴きます。
  生徒のつぶやき、「「とか」って?」
② 生徒、「言っちゃっても感じ悪くないかなぁ」
  生徒、「藤原センセなら平気だよ。」
③ 生徒、「先生、これレスピーギの『ローマの松』です。」
  先生、「あら、」
④ 先生、「ローマに松があるのね。」
  生徒、「そっち!」

これで読者が笑えるのかナ? 曲名に関係なくツマラナイ落ちだしネ。
読者がレスピーギを知っているハイブロウな生徒の立場に立って、無知でオバカな藤原先生をバカにするという笑いなのか?
それにしてもレスピーギを知っている生徒とは、設定に無理がある。最近は小中学校で既に「ローマの松」を聴かせるなら別だけど。
そもそもモーツァルト交響曲を聴かせるなら、3大交響曲(39〜41番)を別にしてもせいぜい「ハフナー」(35番)か「プラハ」(38番)であって「リンツ」(36番)じゃないだろう。
いったい作者のいしいさんは何考えてるのだろう? ボケっちゃったのかナ?
ボクの方がボケているせいで笑えないというのなら、誰か教えて!

それはともかくレスピーギ、特に「ローマの松」と「ローマの泉(噴水)」はおススメです(三部作のもう1つ「ローマの祭り」は玄人向けかな)。
最近では三部作のどれも演奏会に取り上げられているようだ。
特に「松」が多いようだけれど、第4楽章「アッピア街道の松」が特に有名かな、気合入るヨ!

モーツァルト交響曲なら何でもいいけど、無名のものなら29番、それに25番(もう1つのト短調)が好きだナ。おススメです。