知事には「肩たたき券」?  舛添担いだ自民・公明党の責任  石原慎太郎  片山さつき

舛添がまだ辞任を決める前の、朝日新聞の読者の投稿コラム欄「かたえくぼ」が久々のホームラン!
「父の日の贈り物」という題で投稿者のペンネームは「都民の子」。
子供が父の日のプレゼントに贈るのに合わせて、舛添に辞めるように肩たたき券(をたくさん)上げようとヒネッたセンスは素晴らしい!
今朝やっと舛添が辞めることになったので、このコラムもインパクトが薄らいでしまったけれど、着想の良さにはかなわないナ。

舛添「痴事」のことは当初記したのでそれ以後は考えるだけでも不快だから控えていたけれど、このコラムだけはブログで紹介しておこうと思っているうちに事態の進展が早過ぎた。
毎日テレビを点けると、見たくもないキツネ目のハゲ(出っ歯ではなかったネ)が映されるので不愉快だったけど、(元妻の)片山さつきや(TVタックルで漫才問答をしていた相手の)田嶋陽子までシャシャリ出てコメンとしていたのは舛添と同じくらい醜くて不快感が極まった。
ともあれ辞任が決まったからといって、これで収まったと受け止めてはいけない。
斬首処分に乗った自民公明党は他人事(ひとごと)のように舛添だけに罪を負わせているけど、あんなクソ人間を知事にした自らの責任を自覚すべきだ。
世間では猪瀬に続いてまたかと呆れているけれど、さかのぼってチンケな猪瀬なぞを知事の席に座らせた慎太郎(石原)までを反省すべきだろう。
舛添は余計な海外渡航のために税金を使いまくったわけだけど、慎太郎のバカは尖閣列島問題で中国のバカ共を刺激して在中国の日本人資産を危機に陥れた挙句、日中関係を悪化させたのだからその罪は限りなく重い。
読売のナベツネ渡辺恒雄会長)ともども早くクタバってもらいたいレッドカード野郎なのだけれど、憎まれっ子世に幅かるで死にそうにないのは残念。
慎太郎の悪業に比べれば、舛添の悪事は皆さん口を揃えて言うとおりあまりにセコイので呆れるばかり。
昨日の朝日の記事を見たら、あのセコさがやっと納得できたような気になれた。
幼い頃に癌で父親を亡くしてからは、母と2人で絵に描いたようなカツカツのビンボー生活を強いられたという。
宿泊代から始めて何でも身銭を切らずに済まそうとするセコさは、このころに培(つちか)われたと察せられる。
ただビンボーすると誰でもマスゾエる(他人のカネで払う)わけではないのだから、決して許されてはならないけれど。
自民公明はいつまでも舛添にかかずらわっていると担ぎ出した責任を問われるハメになることを避け、早く幕引きをしようとしているように見えるけれど、己れの罪をシッカリ自覚しなくては同じ誤りを繰り返すのは必然。
さらに週刊誌的スキャンダルに熱狂する都民・国民も大いに反省しないと、また自民公明の尻馬に乗って舛添のような小悪人(や慎太郎のような大悪人)を選ぶことになるから、安倍った(曇った)目をみがいて明晰な眼力で首長に相応しい人を選び抜かなければ、東京都も日本もマスゾエッたまま(アベったまま被曝し)腐っていくほかない。
(被曝と被爆を混同しないように。日偏と火偏の違いで、安倍晋三が無視した被曝は放射線による被害。)