夏井いつき(俳人)先生、また間違い?

先ほど偶然見た例の民放俳句番組(木曜午後7時TBSだった)の夏井先生、ジャニーズあたりの坊やの句を褒めたのは良かったけれど、誤解を元にしてたと思うのだけど。
 紅葉山 暮れて紫紺に 匂う頃
パッと見イイ句だと思うのものの、詠んだ本人も解説した夏井先生も「匂う」を嗅覚だとハッキリ主張していたけれど、ホントかい?
古典語の常識では「匂う」は視覚だから(「けふ九重ににほひぬるかな」が有名)、そう読めば色彩感覚の素晴らしい句とも評価できると思うけど、現代俳句の世界では古典語の常識は排除されているのかな?
嗅覚だとすればいったい何の匂いなのか伝わってこないけど。「紫紺に匂う」じゃ竹に木を継ぐ感じで奇妙なんだけどナ。