太宰治論

年賀状にも記した太宰の「ダス・ゲマイネ」論の完成稿を今日送った。
締め切りは10月末だったので、自分ながら珍しくほぼ仕上げてあったのだけれど(在職中ならありえない)、ギリギリまで寝かせて芳醇な論にしたいという希望を生かせてもらった次第。
待ってもらった割には他の仕事等に追われて太宰に集中できなかったのは残念。
安吾、アンゴと騒いでいるのに太宰などを書いたのは、編集しているのが山内(やまのうち)蘒史先生だと察したから。
太宰治研究』の原稿依頼は前回もお断りしたから、続けて断るのは先生に対して申し訳ないので書く気になったわけ。
何せ依頼に応えて太宰について書き始めた頃から、山内先生には過分に評価していただき励まされてきたからだ。
ともあれ先生にもご満足いただける水準の楽しく、かつ刺激的な太宰論(かつ安吾論にもなっている)が書けたという手応えは感じている。

自分の業務が終ったらすぐに、院修了生のための作業が待っていた。
5日締め切りの原稿(論文ではない)なのに、5日に送るから検討してくれという無茶な要望に応じて、先ほどまで奮闘していた。
ところが書けたところまでの中途報告をしようとPCを開いたら、何と締め切りを20日まで延ばしてもらえたというメールが入っていたのでガックリきたヨ。
でも本人もそれなりにガンバッタ結果(その点では先日記したジコチュウの後輩とは異なる)、締め切り延期を泣きついた結果だから、とりあえず今日は呑んでウサ晴らしをしよう。
と思って呑み始めたのが、先日の釣り部の後の呑み部にカネシロー作家センセイが差し入れてくれた、ラオス漂流のお土産の焼酎だけれど、これがお湯割りでけっこう美味。
昨日今日、2月の釣り部の設定をめぐり、釣り部・呑み部の両部長とメールをやり取りしているのだけれど、2月下旬の土日が第一候補になりそう。