古田貴之  高木仁三郎  織部焼

田中優子・法政大総長が(安倍晋三・反動)政権に言いなりにならずに「大学の自由」を守ろうとしていることを紹介したばかりだけど、先日のニュース番組(?)で政府の補助金を拒否して「学問の自由」を守っているスゴイ科学者を紹介していた。
古田貴之という千葉工大の教員でロボット工学では知られた人だそうで、原発事故の建屋の内部の階段を登れるロボットを作って6階までの映像を見ることを可能にしたとのこと。
今でも新しいロボットを考案中だそうだけれど、文科省から補助金をもらうと研究成果をすぐ軍事に利用しようとするので、一度もらった補助金を途中からでも断るほど信念のある科学者(研究者)だそうで心強いかぎり!
千葉○○大学というと、昔カウンセリング担当の教員が精神科医の立場を悪用して、外部のウブな女性患者を「治療」の名の下にくり返し性的に利用した挙句に、10万単位の治療費まで奪ったということを被害者に近い人から聞いたことがある。
当時学大の親しい精神科医に質したら、患者とそういう関係になってはいけない規定があるので犯罪になるとのことだったけれど、被害者が千葉警察に訴えたものの取りあってはくれなかったとか。
ボクも館山の釣り部の帰りに追突されたことがあり、その時に連絡した千葉警察のパトカーが行先を誤って目の前の反対車線を走り去って行ってしまい、余計な時間まで待たされて呆れたことがある。
知事の森田はテレビ俳優の頃からのアホっぽさそのままだし(悪どいことはやってなさそうなのが救いか)、森田に輪をかけた低能ぶりを国会などで発散していたハマコウ(浜田某議員の父)のイメージが強烈で、「千葉」というとあまり良い感じがしなかったけれど、千葉工大の古田さんの存在を知ったら「千葉」のマイナスが払拭されたような気になった。

話がトンデモナイ「千葉」方面に行きすぎてしまったが、古田さんも言っていたけれど科学が「学問の自由」を堅守していないと原爆開発などの軍事目的に利用されてしまうから、十分自覚し警戒しなくてはいけないのは当然のことだ。
古田さんの潔癖な姿勢は、反核を貫いた偉大な科学者・高木仁三郎(故人)を想起させるが、高木氏は千葉ではなくて群馬県前橋市の出身(でボクと同じ)。
先般フクシマに関する国の責任まで追及した判決を出したのも前橋の裁判所だったけど、千葉の裁判所だったらこうは行かなかっただろう。
というのはもちろん冗談だけれど、古田さんはかの古田織部の子孫に当る人だそうで、権力(徳川幕府)に抗して切腹させられた織部の反骨精神の血は貴之さんにも濃く流れているようで頼もしい。
東京学芸大学在職中に権力のおもねるだけの情けない連中をウンザリするほど見てきたので(今までブログに記してきた通りで、上野・藤井・中島等々)、古田貴之さんの存在を知って心が洗われる思いだ。
ちなみにボクの好きなのは磁器ではなくて焼き物なら織部焼(の次は萩焼備前焼)で、料理屋で食器を選ばせる店があると織部焼を指名している。
自家ではもちろん磁器ではない食器を優先して使っている(織部焼じゃないけど)。