緒方夕佳(熊本市議)  日本の男女平等度合は世界で114位  政治的・社会的には後進国のニッポン漫才!(万歳じゃないヨ)  熊木杏里 

朝日新聞が23日の「オピニオン & フォーラム」の欄で熊本市議の緒方夕佳さんの「オピニオン」を取り上げていたのは、タイムリーでとても良かった。
乳飲み子を連れて本会議に参加しようとしたら、オヤジ市議たち(?)に止められて退場させられて女性ネ。
在職中の授業から今のヒグラシゼミでも、子連れで参加する場合もあるのがフツーだと受け入れてきたボク(と他の参加者)からすると、乳飲み子を抱えた緒方さんを数人のオヤジ達が取り囲んで連れ出す姿はとても異様に見えたのだナ。
難民を「排除」する「愛国主義者」たちの姿が重なって見え、肌寒さも覚えたネ。
小池百合子にしても「愛国主義者」にしても、「排除」する側が貫いている《自分ファースト》の視野の狭さ・非人間性は許し難いものの、それが横行しているのが今の日本社会なのだから呆れる。
オーストラリアを始めとする各国の議員が議場に乳飲み子を連れて参加している姿も放映されていたので、男女不平等の日本社会の現状がいっそう際立っていたネ。
しかし緒方さんがオヤジ達にイジメられている姿は伝わってきたものの、肝心の緒方さんの主張を詳しくキチンと伝えるメディアが無かったので、朝日の記事は称賛に価する。
記事によると、緒方さんはアメリカの大学院を出た後、あのイエメンの国連開発計画というところで3年間働いてから帰国したとのこと。
市議会で男性の市職員の育児休暇取得を促すように執行部に求め、職員が育児休暇を取りやすくしようと動いたら執行部が応じなかったという経験も経た上でのあの事態だったそうだ。
ヨーロッパ議会では認められている子供の同伴を念頭にしつつ、市議会事務局にサポート態勢を作るように、あるいは傍聴者も使える無料託児所を作るようにとか求めたものの、全く相手にされなかったという。
鹿児島が典型だろうが、熊本も負けずに頭の固いオヤジ王国で「女は家で子育てしてろ!」というカビ臭い考えに染まったままに見える。
もちろん九州だけが古臭い考えから脱け出せないのではなく、世界の中に日本を位置づけてみると男女平等の度合いが114位という低さなのだから情けなくばかり。
安倍晋三麻生太郎程度の2代目・3代目の政治屋が首相に納まってしまうのだから、経済的にはともかくも政治的・社会的には日本がモノスゴイ後進国だという認識を持たないと世界からバカにされ続けるだろう。
トランプもプーチン安倍晋三(日本)を自国の経済のために利用しているだけなのに、それに気付けない日本人は低能としか言えないネ。
ヨーロッパ諸国がアメリカやロシアと距離をとりながら批判しているのとは大違いで、アメリカ(トランプ)の言いなりで属国同然の日本の国民であることが恥ずかしくなるヨ。

@ 小田和正の「クリスマスの約束2017」を録画しながらブログを書いていたのだけれど、今年の収穫は熊木杏里という女の子。
  2006年にコマーシャル・ソングを歌っていたのを小田が注目していたそうだけど、歌声が素晴らしい!(やはり松たか子は要らない)
  声質は女声デュエットによくあるソプラノで、「ほんじつ私はふられました」で始まる「新しい私になって」という名の曲だヨ。