放送大学「Walking with Writers 」  pussy   

今日(6日)は午後9時半から11時までイギリス文学の番組を録画し直しながら見た(最近は毎日2回分ずつの再放送)。
なによりも2回ともルイス・キャロルだったからで、以前不完全に録画したものを消去して録り直した。
第1回はシェークスピア、2回はチョーサー、途中でブロンテ姉妹を取り上げた果てに今日は第13・14回で、明日の最終回はマシュー・アーノルドとなる。
この番組の素晴らしいところは、ネイティヴ・スピーカーの案内人かつ朗読がステュウット・ヴァーナム・アットキンさんである点。
この人は顔を知る前に「マザーグース」のカセット・テープを聴いた時に感動したので、目の前で(テレビ画面だけど)その見事な朗読を聴けるのが嬉しい。
マザーグース」の中の「これは私が建てた家」は谷川俊太郎「これはノミのピコ」の元になった作品だけれど、俊太郎の息も絶え絶えの自作朗読も笑えたけれど(授業でも和田誠の絵を見せながら聴かせたものだ)、アットキンさんの読みはブレることのない正統的なもので、そこから笑いが湧いてきた。(カセット・テープはお貸しできます)。
この番組は明日でいったん終るけれど、また今年中にも再放送されるだろうから、おススメしておきたい。
今日の第14回の朗読中に何度も pussy という言葉が出てきたので失笑してしまったけれど、念の為に電子辞書を見たらその意味として
 ① ねこちゃん
 ② あそこ、まんこ、女、性交
 ③ 女みたいな男、ホモ、おかま、レズの女役、ねこ
とあった。
もちろんキャロルの詩では①の意味で使われていたと思うけど、②と③のアカラサマな説明には失笑どころではなく、最近加齢のせいかユルクなっているので失禁しそうになった。
電子辞書(ソニー製)が素晴らしいのか、紙の辞書でも最近はこのような分かりやすい説明をしているのかは不明だけれど、辞書の意味はハッキリ記した方が余計な誤解を生まなくてイイよね。